振袖を選ぶとき、色や柄、小物のバランスに夢中になってしまいますよね
でも実は、多くの方が見落としがちな“あるアイテム”があります。
それが「半衿(はんえり)」「重ね衿(かさねえり)」です。
「半衿って?、重ね衿って?」「必要なの?」そんな疑問を持っている方も多いはず。
実際、成人式の前撮りや当日の準備で初めて名前を聞く、という方も少なくありません。
このブログでは、半衿と重ね衿の基礎知識から、2つ衿の違い、デザインの選び方やコーディネート例まで
わかりやすく丁寧にご紹介します。
振袖コーデの“仕上げ”として、そして自分らしい個性を引き出す大切な要素としてのアイテムに、ぜひ注目してみてください。
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1. そもそも「半衿」「重ね衿」ってなに?
半衿
→半衿とは、長襦袢(ながじゅばん)に縫い付けて使う取り替え可能な衿のことです。
▷ 半衿の役割は「汚れ防止」から「おしゃれ」へ
元々の目的は、肌に直接触れる部分の衿の汚れを防ぐこと。
衿はファンデーションや皮脂がつきやすいので、取り外して洗える半衿はとても便利です。
でも近年は、“見えるおしゃれ”としての半衿の重要性が急上昇中。
振袖の中からチラッと見える“顔まわりのアクセント”として、
コーディネートの完成度を左右する大事なポイントなんです。
重ね衿
→重ね衿とは、振袖や訪問着などフォーマルな着物の衿元に添える細長い布のこと。
着物の衿と衿の間からチラッと見える、あの「色のライン」です。
▷ なぜ重ね衿をつけるの?
本来は、十二単の襲(かさね)の美意識から生まれた装飾。
色を何層にも重ねることで格式や季節感、センスを表現してきました。
現代では1枚だけ重ねているのが一般的ですが、それでも十分な華やかさと格式を添えてくれるのです。
2. 半衿と重ね衿の違い、ちゃんと知ってる?
「半衿って、重ね衿とどう違うの?」
こんな質問もよく耳にします。違いをしっかり押さえておくことで、着物にもっと詳しくなれますよ✨
種類 | 半衿(はんえり) | 重ね衿(かさねえり/伊達衿) |
付ける位置 | 長襦袢の衿部分 | 振袖の衿部分(着物の本体) |
見える位置 | 首に近い内側(顔に最も近い部分) | 半衿の外側に見える、着物の衿の縁 |
本来の役割 | 汚れ防止・肌あたりの快適さ | 衣紋(えもん)に立体感を出し華やかに見せる |
デザイン | 白無地/刺繍入り/ラメ入り など | 金/銀/カラー系/パールなど豪華な装飾 |
印象 | ナチュラルで控えめ、でも印象を左右する | 華やかで目を引くアクセント |
簡単にまとめると:
半衿=顔まわりのやさしいオシャレ
重ね衿=着物の「縁」を飾る華やかオシャレ
どちらも「見える範囲は少し」なのに、印象をガラリと変えるパワーを持った名脇役なんです✨💡
3. 半衿・重ね衿にはどんな種類があるの?
▷ 半衿の主な種類
白無地半衿
王道の定番。格式高い雰囲気で、シンプルな振袖と好相性。
刺繍半衿
桜や梅、蝶などの縁起柄が人気。成人式らしい華やかさに。
ラメ入り・パール付き半衿
キラキラした光沢で写真映え◎ 個性的にしたい人におすすめ。
カラー半衿
ピンク・ブルーなどの色付き。レトロやガーリーコーデに◎
▷ 重ね衿の主な種類
金・銀系
とにかく豪華!顔まわりがパッと明るくなる。
カラー系(赤・ピンク・緑など)
振袖の色と合わせてコーディネートを楽しめる。アクセントカラーとしても◎
パール付き・ラインストーン付き
立体感のあるデザインで、一気にトレンド感UP!
4. 衿元でここまで変わる!コーディネート例
▷ 例1:赤い振袖
半衿:白刺繍 + 重ね衿:金
→ 清楚で格式高い王道スタイル。万人受け◎

▷ 例2:黒地の振袖
半衿:金刺繍 + 重ね衿:赤
→ 黒×赤で大人っぽい印象に。

▷ 例3:白色の振袖
- 半衿:くすみピンクと抹茶 + 重ね衿:パール
→ 可愛らしい雰囲気を演出♡

▷ 例4:緑の振袖
- 半衿:モカベージュ + 重ね衿:くすみピンク
→ やわらかい印象をにしてくれる!

5. 半衿を選ぶときのポイント
▷ 振袖とのバランスを意識
柄が派手な振袖なら→衿元は控えめに
シンプルな振袖なら→刺繍や色でアクセントを
▷ 写真映えも意識
自然光やスタジオ撮影で映えるかもチェック!
顔に近いパーツなので、明るい色・光沢感は◎
顔色重視なら → 白・ピンク・ラメ系で明るく見せて◎
かわいい系・古典系・モダン系など、テーマを決めて選ぶのもおすすめ!
▷ 写真映えを意識するなら「顔まわりの明るさ」
明るい色や光沢がある半衿は、顔色が明るく見える効果あり◎
写真で見たときに「なんか顔が映える!」のは半衿のおかげかも?
6. 重ね衿の選び方と注意点
▷ 振袖の色・柄とのバランスを考える
着物の色と正反対色でアクセントにしても◎。逆に同系色でまとめて上品に見せるのもあり。
▷ 顔映りと写真映えも意識!
金・銀・白・パールなど明るい色は顔まわりを華やかにしてくれます。
▷ 小物全体とのバランスを見て
帯や帯揚げ、半衿と喧嘩しない色を選ぶと、統一感のあるコーデになります。
7. シーン別おすすめ&季節の色選び
「半衿」や「重ね衿」を選ぶとき、実は【シーン】や【季節】を意識することで、
さらに統一感のある美しいコーディネートが完成します。
ここでは、行事や撮影の場面ごと、また季節ごとにぴったりのカラーやデザインをご紹介します。
◆ シーン別おすすめの衿元コーディネート
成人式・前撮り
成人式は人生に一度きりの大イベント。華やかさと格式を両立させたい場面です。
おすすめ半衿:
ゴールドやシルバーの刺繍入り
パール付きやラメ系で華やかさアップ
おすすめ重ね衿:
金襴(きんらん)やグラデーションカラー
フチにパールやビジューがついた装飾タイプ
POINT: 写真に映ることを意識して、光を反射する素材や、顔まわりがパッと明るく見える色合いを選ぶのが◎。
推し活フォト・友達とリンクコーデ
最近は「推しカラー振袖」や「双子コーデ」をテーマにした前撮り・後撮りも人気!
おすすめ半衿:
推しカラーをベースに刺繍やパールを重ねて
ハートやリボン柄などモチーフ系も◎
おすすめ重ね衿:
ここでも推しカラーの色を入れてあげても素敵!
POINT: テーマが明確な分、思い切って個性を出すと記憶にも写真にも残る!
神社でのロケーション撮影・家族写真
厳かな雰囲気や日本の伝統美に合ったコーディネートが映えます。
おすすめ半衿:
白地に繊細な金糸・銀糸の刺繍入り
古典柄(桜・菊・松竹梅など)
おすすめ重ね衿:
抑えめトーンの金・赤・緑など、和の色合い
POINT: 背景との調和も意識して。派手すぎず、格式を感じさせるコーデが◎。
◆ 季節の色選びで“旬の美しさ”を
四季の移ろいに合わせて、色の選び方にも季節感を取り入れてみましょう。
衣装選びに季節を感じさせる色合いを取り入れると、全体の印象がぐっと垢抜けます。
春(3~5月)…芽吹きの季節・新生活
おすすめカラー:
桜ピンク・ミントグリーン・パステルイエロー
素材感:
レースや軽やかなチュール系も◎
印象: フレッシュで可憐、出会いの季節にぴったり。
夏(6~8月)…爽やか&涼しげ
おすすめカラー:
白・水色・クリーム・薄紫など涼色
素材感:
涼しげな麻調・透け感のあるレース素材
印象: 見た目から涼やかさを演出するのがポイント。
秋(9~11月)…深まりと落ち着き
おすすめカラー:
えんじ・こげ茶・山吹色・からし色などの秋色
素材感:
金襴や織り柄のしっかりした素材
印象: 大人っぽく落ち着いた印象。紅葉ロケ撮影にもマッチ。
冬(12~2月)…凛とした清らかさ
おすすめカラー:
白・ネイビー・ゴールド・シルバー
素材感:
ビジュー入り、光沢感のある華やかなもの
印象: 空気の冷たさに映える、キリッとした品格コーデに。
シーンと季節を意識すると、振袖コーデがぐっと洗練される!
どんな場面で、どんな季節に着るのか──それを意識して「半衿」や「重ね衿」を選ぶと
全体のバランスが自然に整い、見る人に“センスの良さ”が伝わります。
素材や柄、カラーはもちろん、「そのときの自分に似合うこと」を大切に選んでみてくださいね。
8. 歴史を知るともっと楽しい!半衿&重ね衿のルーツ
▷ 半衿の歴史
江戸時代には、すでに着物の衿に「替え衿」をつけて汚れを防ぐ文化がありました。
今の半衿の原型です。当時は麻や絹で作られ、洗濯できる便利グッズとして普及。
明治以降、洋装文化の影響で“おしゃれ”としての半衿が登場。
白い半衿は格式を表す一方、刺繍や色柄が入ったものはおしゃれ着向けに進化しました。
▷ 重ね衿の歴史
重ね衿のルーツは、平安時代の十二単(じゅうにひとえ)にさかのぼります。
何枚も色を重ねて、季節や身分を表現した「襲(かさね)の色目」がその原点。
江戸時代には、重ね着の枚数を減らしても、衿だけは華やかにしたい——という工夫から、重ね衿が登場。
今もその名残として、色合わせに個性を出せるアイテムとして愛されています。
9 半襟・重ね衿のQ&A
Q1. 半襟と重ね衿はどちらも必要?
A. 必須ではありませんが、両方使うことで首元がより華やかになります。
Q3. 半襟は自分で付けられる?
A. はい、ご自身でつけることもできます。
ただ、きれいに仕上げるには少し慣れが必要なので、心配な方はプロにお願いするのがおすすめです。
Q4. 半衿は洗えるの?
A. 半衿は手洗いが基本ですが、ポリエステル素材なら洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えます。
洗濯後は形を整えて陰干ししましょう。
まとめ|“衿元”を制する者は振袖コーデを制す!
「半衿って、ただの白い布でしょ?」
そう思っていた方にこそ伝えたい、半衿の持つおしゃれパワー。
顔まわりに近いからこそ、表情まで明るく、印象まで変えてくれるのが半衿のすごさなんです。
さらに、重ね衿との合わせ技で振袖コーデはもっと自由に、自分らしくなります。
成人式や前撮りは一生に一度。だからこそ、“衿元のこだわり”にもぜひ目を向けてみてください。
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スタジオや衣装レンタルショップでは、たくさんの半衿や重ね衿が揃っています。
どんなデザインを選ぶかで、写真の仕上がりもぐっと変わりますよ。
振袖姿に「私らしさ」を添えてくれる半衿。
その一枚の布が、あなたをもっと素敵に見せてくれるかもしれません。
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