自分で着物を着ることの魅力@花いち都屋 講師・竹川瑞希-

2020年8月10日
はじめまして。花いち都屋本店、竹川瑞希と申します。
先週から始まった着方教室のブログ第二回は、
私自身が着物を自分で着られるようになったことで感じた
着物の魅力、楽しさをお伝えしたいと思います。
 
「自分で着物が着られるようになったら・・・」「着たことがない私でも着られるようになるのだろうか」
着物が好きな方であれば、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
入社した頃、当たり前に素敵に着こなす先輩を見て私は日々感じていました。
 
そんな私も4月に入社して、6月頃からは着方教室に通い始め、
1ヶ月弱経った頃には一人で着ることが出来るようになっていました!
 
私はブライダル関係の専門学校の授業で着付けを学び着物に惹かれ入社。
今となってはお恥ずかしい話なのですが、授業で習っているときは、
着物を自分で着るという概念が私の中ではそもそもなく、
着物は人から着せてもらうものだと思っていたのです。
ですが、入社してみると先輩の皆さんはご自身で着物を着て仕事をしていました。
そのことを、純粋にすごいと感じていました。
 
最初は着物を自分で着ることが出来ないところからのスタート。
学校では人に着せる着付けは習っていたものの、自分で着てみるとなると
理屈は同じでもどうも出来ない気がしていました・・・
ですが今では、自分で着ることはもちろん、教室で生徒さんに
着付けをご指導する立場になりました。
今年の4月で入社3年目です。時間が経つのはあっという間ですね~!
 
都屋での着方教室の一・二回目は帯のみの練習、
三回目~八回目は長襦袢から着物、そして帯までの流れ全てを習います。
私が一回目お太鼓結びをやり終えたときの率直な気持ちは
「これ本当に私でもできるようになるのかな・・・」という不安な気持ちでした。
そして二回目を終えた時も、所々こんなことやったなという程度で
なかなか身についている実感はありません。
ところが三回目、四回目…と回を重ねていくたびに、
なんとなくの記憶が確かなものになり定着していきました。
やっぱり覚えていくとどんどん楽しくなっていくものですね♪
 
私自身が着物を着られるようになって、
着方教室の楽しさはただ着られるようになることだけではないと実感しました。
手順を覚えてそこから綺麗に着るために試行錯誤していき、
自分の理想の着姿になることに私はものすごく楽しさを感じたのです。
手順を覚え着られるようになってくると、だんだん上手くいかない部分が見えてきます。
「この部分はどうやったら綺麗に仕上がるのだろうか」
そのような疑問が出てくるたびに先生に聞いてというのを繰り返していくと
どんどん自分の理想に着姿に近づいていきました。
 
そして自分で着られるようになってからしばらく経ち、催事などでお客様にお会いすると
着物が似合うようになってきたね、板についてきたねとたくさんの声をかけていただくようになりました。
その言葉が何よりも嬉しかったのをすごく覚えています。
 


当初私はまだ一枚も自分の着物を持っていなかったのですが、
着られるようになると自分の寸法の自分で選んだ着物が欲しいと思い、
初めて購入したのがこの写真の紬と名古屋帯です。
まだたくさん持っているわけではないですが、初めて買った着物ということもあり、
この着物がすごくお気に入りです♪
 
私は着方教室に通い、自分で着られるようになってから
着物を着ることの新しい魅力に気付くことができました。
 
自分の思い描く理想の着姿を、自分の手で作り上げる技術を習得した私は
以前より自信を持つことができました。
私は着物を着ることで、洋服とはまた違う晴れやかな気持ちになります。
入社当初よりも仕事にも前向きになれて、好きだった着物をより好きになり、
仕事でも私生活でも心を豊かにしてくれる存在です。
 
まだ呉服業界に勤めてからの年月が浅く経験も少ないですが、
だからこそ初めて通う方の気持ちに寄り添える講師でありたいと思っております。
通うのが楽しいと思えるような教室の空気感、
そして生徒の皆さんが通ってよかったと思えるような教室を作れるよう心がけて
これからも皆さんをお迎えしていきます!
 
最後までご覧いただきありがとうございました!
また次回のブログを楽しみにしていてくださいませ♪
 
花いち都屋 竹川瑞希


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