前結び着付けで奥深い「嬉し・楽しのこの世界」着物ワールドへようこそ!@花いち都屋 五十嵐桂子

2020年10月26日

自己紹介

初めまして、花いち都屋の五十嵐桂子です。平成11年9月に入社しましたから21年という月日、都屋でお仕事させて頂いております。51歳の時からですから、年齢が分かってしまいますね。この歳になっても続けられるのは、着物に携わる仕事だから、と思っております。
それにつけてもよくここまで長い年数、続けてこられたのは、やはり「着物が好き!」だからでしょうか…。この仕事は、都屋が初めてではなく、30代の頃に、某デパートの呉服部に5年弱、籍を置いていた事がありました。只々、「着物が好き!」というだけで現在のキャリアサポート(旧札幌マネキンクラブ)に応募したところ、面接のときに「ちょうど、依頼があるのよ」と担当の方に言われ、その場でデパートの呉服売り場の係長の面接を受け、「勉強しながら、頑張って下さい」と京都友禅の老舗「千總」のマネキンとして配属されました。
それからが「着物」に関する事、全ての戦いの始まりです。
売場の主任から、開店前に知識の教育を受けました。教本を見ながらの着物のアイテム・用途・産地の事・織りの事etc。白黒の教本でしたから、わかるような、わからないような、ハテナ?ハテナ?です。
 

ハテナ?ハテナ?では会話が続かない!

 これではいけないと、“美しいキモノ”を本屋で購入し、着物姿のモデルさんの写真の下に、書いてある説明文を見ても、まだ良くわからない……。遂に、「着物の用語辞典」を購入し、大学ノートに書き写し、繰り返し見ているうちに用語は少しづつ頭に入ります。が、実物はどんなのやら、と思っていましたら、デパートにも展示会があり、パークホテルの地下2階が着物で埋め尽くされます。着物は、千總、市田他。帯は川島織物、龍村美術織物他。一年間に大きな催しが数回。右も左も、わからない私がご案内して、ご来場頂いたお客様のお品選びから、コーディネート、着付まで、全て、先輩やアドバイザーの方がしてくれるのです。当時は、スタッフは誰も着物を着用しておらず、会場の着物姿は作家とアドバイザーのみでした。
 

 

都屋編

浮世の流れで都屋に入社してからも、しばらくは展示会も洋服で過ごしました。
 最初は都屋もまだ「前結び」が導入されていませんでした。後結びの着付は習った事のない私は、やはり本を見ながら、「帯結び」は仮紐を使って。決まらない時は、本当にがだるくなって、「もう、いや!」と思ったことが何回あった事か途中から「前結び」をお客様に広めようという事になり、少しづつ習い、自分で思ったように着られるようにほぼなれたのかしら……?
 なんといっても「前結び」は楽ですね鏡を見ながら帯の形を整えることが出来る事!コーリンベルトを使うので呼吸が楽お太鼓に結んだ時のの調整ができるのと、の折り返しが綺麗な事
 こんなにお気に入りがあります
 「着物が好き!」で入った呉服の仕事が、着付けが楽にできることで、「もっと好き!」になってしまいました。

あら、嬉し!

 バス停でバスを待っているとき、デパートでお買い物をしている時、様々な時に「素敵ですね!」と言われてご覧なさい!「あら嬉し!」「あら恥ずかし!」いろいろ難しくて、奥深い着物を着るのが「より楽し!」ですよ。ここ一番の勝負服にして下さい。
 太っていて、年を重ねたお多福、おかめの私でも、まあまあかなぁ?と思っています。
 皆さんも早く「前結び」が解ると、「嬉し、楽し」になりますよ。興味が沸いた方は都屋へご一報を!
 
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