着物のお手入れ~世代をこえて受け継がれる着物@花いち都屋 田村健太郎

2020年12月28日

今年一年を振り返って

2020年ももうあと数日。
今年一年大変お世話になりました。
皆様のおかげで今年一年過ごすことができました。
本当にありがとうございます!
毎年思う事ですがあっという間に過ぎた一年でした。
皆様はどんな一年でしたか?
一年を漢字で表すのが毎年恒例になっていますが今年の漢字は「密」でしたね。
仕方のない事ですがコロナ関連の漢字でした。
来年はポジティブな漢字になってほしいものです。
私も自分の一年を表す漢字を考えてみました。
色々浮かびましたが一文字選ぶとしたら「新」です。
今年は新たにチャレンジ出来た事がたくさんありました。
まず最初に思いつくのは (花いっちゃんねる) です。
花いっちゃんねるとは、花いち都屋本店が今年から始めたYouTubeチャンネルで
着物に関する様々な動画をUPしています。
YouTubeは見ることはあっても自分が出ることになるとは夢にも思いませんでした。
戸惑いながら始めましたが気づけば12月でついに配信100回を突破し、登録者は400人を超えました。
目指せ登録者数1,000人!!!
少し宣伝っぽくなってしまいましたが一生懸命取り組んでいて1人でも多くの方に見ていただきたいので宣伝させてください(^-^)
そして、よろしければ「チャンネル登録」もしていただけますと、私たちスタッフの励みになります! よろしくお願いいたします。

花いっちゃんねる

皆さんご自身の一年間は、漢字一文字で表すとどんな漢字でしたでしょうか?

前置きが長くなってしまいました(笑)
今回はお手入れに関する体験談をお話したいと思います。
 

お母様の訪問着をお手入れして着こなされたお客様

これは私が入社して間もない頃の話です。
1人の女性が不安そうに着物を持って来店されました。
素敵な訪問着で、話を聞くとお母さまが持っていた着物で昔から受け継がれている着物だそうです。
そのお母さまが亡くなり、遺品として着物が残り、それを見たときに幼い頃に見た母の着物姿を思い出し、
それまで着物にまったく興味がなかったが一度着てみたいという思いに駆られたという事でした。
どうしていいかわからなかったのでネットで検索して当店を知り、取り急ぎご持参くださったのでした。
着物を見ると少し白い汚れはありましたが、黄変などはなく、非常に大切に扱われてきた着物だという事がわかりました。
とても何十年も前の着物とは思えないほど綺麗で、お母様、おばあ様が代々大切に着てきたのだなと感心させられました。
羽織った事もないというので一度着てみると身幅、身丈はピッタリで裄が少し短いだけでした。
丸洗いをして裄を直せば着られるようになる事を伝えると安堵の表情。
寸法を測り着物をお預りして丸洗いと裄出しをし後日納品する時に、帯を持ってきてもらい、着装してもらいました。
すると、何とも言えない少し照れた嬉しそうな表情を浮かべて「ありがとう」と言っていただきました。
後日その方からお手紙をいただき、ある会でその訪問着を着た所、大変評判が良く皆から褒められたという内容が書かれていました。
 

着物の魅力は世代をこえて着られること

着物には物語がある事、着物の素晴らしさを感じた瞬間でした。
このように着物には世代をこえて着られる魅力があります。
それは洋服にはない唯一無二のものです。
もしお家のタンスの中に眠っている着物があれば一度出して見てください。
その着物には物語があります。眠らせておくのはもったいないです。
花いち都屋では着物のお手入れも行っているので気軽にお持ちください。
再び着物を蘇らせましょう!

>>都屋の着物のお手入れについては、こちらをご覧ください<<

家にはあるけど着られないという方は是非当店の着方教室へお越しください。
着物をまったく着た事がないという方は難しいイメージを持っているかもしれません。
しかし心配ご無用!うちには個性豊かで確かな腕の着方講師がおりますので
思っているより簡単に着物が着られるようになりますよ♪
気軽にお問合せ下さい♪



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自分で着たい -着物の着付け講師になった理由@花いち都屋 講師・眞木美和-
私の着物ライフ@花いち都屋 講師・伊藤昌子
自分で着物を着ることの魅力@花いち都屋 講師・竹川瑞希-