はじめに|“振袖”(ふりそで)はただの華やかな着物じゃない
成人式や卒業式、結婚式のゲストとして
人生の節目(ふしめ)に着ることが多い「振袖(ふりそで)」。
華やかで写真映え(ばえ)することから、「一度は着てみたい」と憧れる女性も多いですよね。
振袖コーディネートのコツ~一生に一度の晴れ姿を美しく彩るために~

でも、実はその振袖、見た目だけでは語れない深い意味と伝統があるのをご存じですか?
最近は、SNSで「#振袖コーデ」や「#成人式準備」などのハッシュタグが多く見られる一方で、「どうして袖が長いの?」「何歳まで着ていいの?」といった基本的なことを知らないまま選んでいる人も増えています。
この記事では、そんな疑問を持つ方に向けて、振袖(ふりそで)を着る意味、柄(がら)に込められた願い、着用マナー、さらに2025年の最新トレンドまで、振袖の魅力をたっぷり解説します。
✮振袖の袖の長さに込められた3つの意味とは?

振袖といえば、歩くたびにひらひらと揺れる、あの「長い袖(そで)」が特徴ですよね。
でも、なぜあんなに袖が長いのか、不思議に思ったことはありませんか?
実は、振袖の袖の長さには日本の伝統的(でんとうてき)な意味や美意識(びいしき)がたっぷり込められているのです。
「袖(そで)を振る」とはどういう意味?
まず最初に、振袖の「袖を振る」ことの意味について触れておきましょう。
「振袖(ふりそで)」という名前は、そのまま**「袖を振る」という動き**に由来しています。
古くから日本では、袖の動きが感情や想いを伝える手段とされてきました。
たとえば江戸時代の女性たちは、恋しい相手に思いを伝えるとき、袖(そで)を振って合図を送るという風習があったとも言われています。
このように、袖は“心の象徴(しょうちょう)”や“感情の道具”として扱われ、現代のように言葉やSNSで気持ちを伝えられなかった時代には、袖の動きで感情を表していたのです。
だからこそ、長く美しく揺れる振袖は、未婚女性の純粋な心や繊細な想いを表す象徴として、大切にされてきました。
① 厄払い(やくばらい)としての袖の長さ
振袖の長い袖は、その大きく揺れる動き自体に「厄を払う(やくをはらう)」という意味が込められています。
古来より日本では、「揺れるもの」には邪気(じゃき)を祓う力や場を清める力があると信じられてきました。
風鈴(ふうりん)や鈴、しめ縄(なわ)の紙垂(しで)などがその代表例です。
同じように、振袖の長い袖がひらひらと揺れるたびに、悪い気を払い落とすと考えられていたのです。
特に、成人式や卒業式、結婚式などの人生の節目に振袖が着られるのは、新たな門出(かどで)を清め、厄災(やくさい)を遠ざけるという意味も含まれているからです。
② 愛情表現としての袖振り
「袖(そで)を振る」という行為は、昔の日本では愛情や感情を伝える方法のひとつでした。
たとえば、平安時代の女性が好意を寄せる相手に対して袖を振って想いを伝えたり、別れの際に袖を振って名残を惜しんだりそんな場面は、多くの和歌(わか)や古典文学(こてんぶんがく)にも描かれています。
当時は、直接言葉で愛を伝えるのが難しかった時代。
そのため、袖の動きが心のメッセージになっていたのです。
振袖の長い袖には、そんな人と人との想いをつなぐ橋渡し役としての意味が込められています。
つまり、振袖は“袖で心を伝える”日本独自の愛情表現のスタイルともいえるのです。
③ 若さの象徴(しょうちょう)としての長い袖
振袖は、もともと未婚女性の第一礼装(だいいちれいそう)とされてきました。
その理由の一つが、この長く華やかな袖が「若さ」や「純粋さ」を象徴すると考えられていたからです。
長い袖が優雅(ゆうが)に揺れる姿は、若々しく、しなやかで軽やかな女性らしさを演出します。
つまり、振袖の長い袖は、今しかない若さの証であり、未婚女性だけに許された特別な装いなのです。
何気なく選んでいる「振袖(ふりそで)」でも、その背景や意味を知ることで、きっと着るときの気持ちや立ち居振る舞いも変わってくるはずです。
成人式や卒業式、結婚式など、人生の節目に振袖を着るときは、ぜひ袖に込められた想いにも意識を向けてみてくださいね。
✮成人式で振袖を着る意味とは?
成人式で振袖を着る理由には、大きく分けて以下の3つの意味があります。
① 社会人としての第一歩を祝う
成人式は、20歳を迎えた人が社会の一員としての自覚を持つための式典です。そんな大切な節目にふさわしいのが、品格(ひんかく)と格式(かくしき)を兼ね備えた振袖(ふりそで)。
晴れやかな装いを身にまとうことで、自分自身の成長や家族への感謝、これからの決意を表すことができます。
② 家族の想いを形にする
振袖には、親や祖父母の「健やかに成長してくれてありがとう」という感謝と、「これからも幸せな人生を歩んでほしい」という願いが込められています。
中には、母親や祖母がかつて着た振袖を仕立て直す「ママ振袖」「リメイク振袖」も増えており、世代を超えた想いの継承(けいしょう)にもなっています。
③ 一生の思い出に残る「美しい記念写真」
多くの方がプロのカメラマンに撮影を依頼して、写真に残します。振袖は「一生に一度の晴れ姿」として、その瞬間をより特別なものにしてくれる存在です。
✮柄の意味を知って、もっと振袖が好きになる

振袖に描かれた柄には、日本の美意識(びいしき)や自然観(しぜんかん)、縁起(えんぎ)を重んじる文化が表現されています。柄の意味を知ることで、自分の想いにぴったり合った振袖を選ぶことができるようになります。
人気の柄と意味一覧
文様(もんよう) | 意味 |
鶴(つる) | 長寿・夫婦円満・縁起の良さ |
桜(さくら) | 繁栄、豊かさ、物事の始まり |
梅(うめ) | 忍耐力や生命力、子孫繁栄 |
松(まつ) | 長寿、不老、生命力、夫婦円満、縁起の良い象徴 |
牡丹(ぼたん) | 富貴・華やかさ・高貴 |
藤(ふじ) | 優しさ・しなやかさ・家運繁栄 |
蝶(ちょう) | 変化・成長・美しい変身 |
流水(りゅうすい)・波(なみ) | 人生の流れ・前進・清らかさ |
柄の組み合わせにも意味がある
複数の文様(もんよう)が組み合わされた振袖も多くあります。たとえば「松竹梅(しょうちくばい)」は3つで一つの吉祥文様(きっしょうもんよう)。「鶴(つる)と牡丹(ぼたん)」の組み合わせは、長寿と富を願う意味を持ちます。

「自分に合った意味」を重視(じゅうし)して選ぶと、より思い入れの深い一着になりますよ。
✮振袖は何歳まで着られるの?正解は“気持ち次第”
昔は「未婚女性限定」だったが…
伝統的には、振袖は未婚女性の礼装(れいそう)とされ、結婚後は着ないのがマナーとされていました。しかし、現代では結婚のスタイルや価値観(かちかん)も多様化(たようか)し、マナーも柔軟になってきています。
年齢マナーの目安(あくまで目安!)
- 20代前半(成人式・卒業式):主な着用世代。堂々と着られる時期。
- 20代後半:友人の結婚式などで着る人も多いが、落ち着いた色柄が無難。
- 30代以降:TPOを選んで、家族の記念撮影や式典で着るケースも。
「着たいと思ったときが、着るとき」
振袖(ふりそで)を選ぶときに一番大切なのは、「着たい」という気持ちです。大切な人との記念写真や、演奏会、SNS投稿用の撮影など、形式にとらわれずに着る方も増えています。
今は、「年齢ではなく、目的や気持ちで選ぶ」時代。誰かの決まりより、自分の心に正直な選択をしてOKです!
✮2025年の振袖トレンドをチェック!
・くすみカラー
2025年も引き続き人気なのが、「くすみ系カラー」。淡く上品(じょうひん)な色味が落ち着きと華やかさの両方を演出します。

注目カラー:
- ダスティピンク
※グレーやベージュが混ざった、ややスモーキーなピンク色 - アッシュブルー
※青色にアッシュ(くすみのある灰色)を混ぜた色 - ライトグリーン
※明るくて淡い緑色のことで、緑に白や薄いグレーを混ぜたような色 - ミルクティーベージュ
※ミルクティーのような柔らかく透明感(とうめいかん)のあるベージュカラー
ミニマル柄で洗練(せんれん)された印象に
全体に柄が入った振袖よりも、ワンポイント柄や余白のある構成が人気。たとえば、「無地に金箔のラインだけ」といったミニマルなデザインも注目されています。
個性派アレンジも進化中!
- ブーツ×レース足袋でモダンアレンジ
- 髪飾りにドライフラワーやパールビーズ
- 韓国風アップスタイルや波ウェーブヘア
伝統の中に「自分らしさ」を組み合わせることで、唯一無二(ゆいいつむに)の振袖スタイルが完成します!

まとめ|振袖(ふりそで)を知ることで、もっと自分を大切にできる
振袖は、ただの晴れ着ではありません。それは文化・伝統・家族の愛・そして自分自身の想いが詰まった、一着の特別な装い(よそおい)です。
- 袖には「心を振る」という意味が込められている
- 柄一つひとつに、幸せや成長の願いが込められている
- 着られる年齢には目安があるけれど、何よりも「着たい」という気持ちが大切
- 2025年は「くすみカラー」「ミニマル柄」「個性派小物」がトレンド!
振袖の意味を知れば知るほど、きっとその装いがもっと愛おしくなるはず。
大切な日を、あなたらしい振袖スタイルで迎えてみてくださいね🌸
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季節を感じられるロケーション撮影や、トレンドを意識したおしゃれなスタジオで
お嬢様とご家族様にとっての一生に一度の大切な記念日をお手伝いさせていただきます。
ママ振りなど振袖の持込もOK!
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