一生に一度の晴れ舞台である成人式。前撮りは、そのステージに立つ姿を記録する日です。
両日とも、体調やお肌がベストコンディションで迎えられるよう万端に準備しておきましょう。
スキンケアアイテムは1~2か月くらい前から使い始めて、お肌の状態を入念にチェックしておくことをおすすめします。
メイク・ヘアアレンジの際はご自分のイメージを伝えやすくするため、理想の女優さんやモデルさんの写真をご持参ください。
プロフェッショナルの技でいつものご自分がどんどん変わっていく過程も、どうぞお楽しみください。

スキンケア

うなじや顔周りのシェービング

着物は「衣紋を抜く」といって、襟の後ろをずらして首もとを開けて着ます。振袖の場合大きくは開けませんが、素肌を露出する部分が少ないため、この襟足部分がとても目につきます。 振袖を着る日の1週間前くらいまで(カミソリ負け予防)に、産毛の処理をしておくとベスト。また、顔周りをシェービングすると顔色が明るくなり、お化粧ノリも格段にアップ。理容店やシェービングサロンで、振袖の準備と伝えてお願いしましょう。 セルフケアも可能です。髪の毛をアップにし、蒸しタオルなどで襟足をよく温めてから、カミソリや電子シェーバーを使います。振袖姿にお似合いなのは、襟足がMの字の形。化粧水や乳液などでのアフターケアもお忘れなく。

フェイスパックで十分に保湿

高価なものでなくてもかまわないので、フェイスパックをして十分に保湿し、お肌の調子を整えておきましょう。お肌に合わないと肌荒れすることもあるため、1か月くらい前から数回パックするつもりで準備しましょう。

十分な睡眠を

スキンケアの基本は、上質な睡眠をとることです。寝る直前までパソコンやスマホを見ていると、脳が興奮してよい眠りにつけません。早寝を心がけ、ツヤツヤお肌をキープしましょう!

髪型

ヘアアレンジを決める

髪の毛をアップにするには、最低でも肩につくくらいの長さが必要です。長いほうが、アレンジの選択肢が広がります。アップか、ダウンか、サイドアップか。シニョンの位置や大きさ、編み込み、つけ毛……。前撮り、式典当日までに、大まかな方向性を決めて、写真などで担当のスタッフにイメージを伝えられるようにしておきましょう。式典当日に派手やかな盛り髪はおすすめしませんが、前撮りなら大胆な冒険もいい記念になるかも。

カラーリング

基本的に黒髪にはどんな振袖でも似合います。ただ振袖によっては、カラーリングすると、より色が映えるものもあります。美容室でカラーリングするときは、振袖の画像を美容師さんに見てもらって色味を決めましょう。直前のカラーリングは染め直しがきかないのでNGです。

髪飾り

振袖のお店でも取り扱っているので、振袖の色柄に合わせて選んでおけば間違いありません。 伝統的なつまみ細工、丸い菊の形をした可愛らしいピンポンマム、水引風、リボン、ドライフラワーなど、いろいろな種類があります。生花をあしらったヘアスタイルも素敵です。

メイク

振袖の雰囲気に合わせたメイクを

振袖の雰囲気によって、どんなメイクにするか、ポイントを決めます。 古典調ならゆるふわの太眉アイブロー、スィート系なら甘めのふんわりチーク。クール系ならキリっと切れ長アイメイク、ゴージャス系なら目元にゴールドやパールを。 振袖の柄に使われている色を使うと失敗がありません。

ベースメイク

成人式当日、メイク直しの時間はあまりありません。セルフメイクの場合は、化粧崩れしないようにベースメイクをしっかりしていきましょう。 肌に気になる部分があれば、コンシーラーを使います。ムラにならないように周りとよく馴染ませて。

ポイントメイクをしっかりと

豪華で華やかなものを着るときに普段のメイクでは、せっかくの振袖の印象がぼやけてしまいます。ナチュラルメイク派の方も、振袖を着るときは、はっきりした色味のポイントメイクを意識しましょう。 特にアイブローは顔の第一印象を決める大事なパーツ。いつもの自分とかけ離れた形にならないように、メイクスタッフにお願いする場合は、理想の眉の写真を見せて、近い形になるようお願いしましょう。 印象的な目元をつくれる「付けまつげ」や「まつげエクステンション」もおすすめです。

ネイル

着物のときは、素肌が見えるのが顔、首、手だけなので、自然と手の動きに視線が集まります。 最近は振袖に合わせてネイルをする方が多いようです。自分で簡単につけ外しできるネイルチップ(つけ爪)もおすすめです。 指先までのおしゃれで、自信もモチベーションもあがりますね。

振袖の色柄に合わせて

振袖の色柄に合わせたデザインを考えるのは、いまどきの振袖支度の醍醐味です。振袖のメインカラーと同じ色を選んだり、同じ花柄や、吉祥文様、金箔を入れたりするのも楽しいですね。 お手軽なのは、ベースの色だけ塗って、ネイルシールを貼ること。ネット通販には、100円~500円くらいの和柄のネイルシールがたくさんあります。

デコりすぎに注意!

ゴージャスな3Dネイルやスカルプネイル(長い付け爪)は、振袖の生地や刺繍を傷める可能性があります。せっかくの振袖を際立たせるためにも、派手なネイルアートは控えましょう。ワンカラー、フレンチ、グラデーションなどのシンプルなデザインは、上品で好感度アップ。

ネイルサロンの場合

振袖の全体、柄のアップの写真を見せて、同じようなデザインにしてもらいましょう。成人式の近くはサロンも混雑します。あらかじめネイルチップをオーダーメイドしておくと便利です。