こんにちは！着物レンタル＆フォトスタジオStudio amip（スタジオアミプ）です✨
今日は総絞り（そうしぼり）の振袖（ふりそで）について解説していきます(^^)/
総絞りの振袖の良さとは・・・結論「一生に一度の晴れ舞台にふさわしい“本物の美”」
成人式の振袖選びで、「総絞り」という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。
しかし実際には、「絞りってなに？」「どう違うの？」「高いって聞いたけど…」と、よく分からないまま候補から外れてしまうことも。
結論からお伝えすると、総絞りの振袖は、職人の技術が惜しみなく注ぎ込まれた“本物の晴れ着”。
近年ではその希少性と芸術性の高さから、「一生に一度の節目にはやっぱり総絞りが着たい」「娘（孫）にも着せたい」と、世代を超えて選ばれ続けています。
今回はその総絞りの魅力と選び方、購入やレンタルの判断ポイントまで、着物初心者の方にもわかりやすくお伝えします。
総絞りの振袖ってなに？他の振袖とどう違うの？
【結論】生地全体を細やかに絞って染め上げる、極めて手間のかかる高級技法
まず初めに総絞り振袖とはどういった物なのかご説明していきます(^^)/
・絞り染めとは？
「絞り」とは、生地の一部を糸で縛って染料が入らないようにして模様を作る、日本伝統の染色技法です。
総絞りの振袖とは、生地全体がこの「絞り染め」で仕上げられた贅沢な着物のこと。
細かな“つぶつぶ”のような立体感が特徴で、遠目から見ても圧倒的な存在感があります。
・どれくらい手間がかかるの？
1枚の総絞りを作るために、職人が手作業で20万〜30万回以上も生地を絞るとも言われています。
仕上げまでには数ヶ月以上かかり、現在ではできる職人も限られているため非常に希少です。
・総絞り振袖とは？
なかでも、一般的に「総絞りの振袖」と聞いて多くの方が思い浮かべるのは、「鹿の子絞り（かのこしぼり）」と呼ばれる技法で全体が覆われた振袖です。
鹿の子絞りは、細かく生地をつまみ、糸でぎゅっと括って染めることで、白いドット状の模様が鹿の背中の斑点（＝鹿の子）に似ていることからその名がつきました。
この技法は平安時代にはすでに存在していたとされ、江戸時代には上流階級の女性の晴れ着として重宝された高級な染め模様でした。
その精緻な美しさは、遠目にはふんわりと柔らかく、近くで見ると圧倒されるほど繊細。
まさに絞り染めの最高峰と呼ぶにふさわしい技術です。
一粒一粒が手作業で作られているため、全体に鹿の子絞りが施された振袖は圧巻の存在感を放ち、着姿を優雅に引き立ててく
れます。
なぜ今、あえて総絞りが選ばれているの？人気の背景と価値とは
【結論】“上質な一着”を求めるご家庭が増加中。唯一無二の存在感が人気の理由
総絞り振袖が今もなお愛される理由をお伝えしていきます(^^)/
・量産されない＝他と被らない特別感
現代の振袖はプリントや機械染めが主流の中、総絞りは一点一点が完全に手作り。
同じ柄でも風合いが異なり、まさに“世界に一枚”の特別感があります。
・写真映え・肌映えが抜群
総絞り独特の立体感と色の深みは、成人式当日だけでなく写真にもよく映えます。
肌なじみも良く、ナチュラルにお顔を明るく見せてくれます。
引きの全身のお写真でも、寄りのアップのお写真でも総絞り振袖の存在感がしっかりと感じられます。
・振袖に思い入れがあるご家庭に選ばれやすい
お母様が「自分も昔、総絞りを着たから娘にも…」というケースも増えており、世代を超えて愛される振袖として支持を集めています。
現在はなかなかお目にかかることが少なくなった総絞りだからこそ、
ご自宅に総絞り振袖をお持ちの方は代々継承される方が多く、思い出深い一着であることに間違いありません。
総絞りに合う帯・小物の選び方は？大人らしさと華やかさのバランスがカギ
【結論】主役級の着物だからこそ、帯や小物は“引き算の美学”で上品にまとめるのが◎
総絞り振袖のコーディネートポイントをまとめていきます(^^)/
・帯の選び方
総絞りのボリュームを活かすため、金銀や引き箔系の帯で格を揃える
最近では振袖も洋服ファッション感覚により合わせる帯も金糸（きんし）銀糸（ぎんし）等が含まれていないものを選ぶこともございますが、総絞り振袖の品格に合わせて、袋帯（ふくろおび）は金銀等を使用した礼装の帯にすることをお勧めいたします。
模様が少なめの袋帯やシンプルな織帯が好相性
総絞り振袖はそれ一着で存在感があります。
帯はシンプルに小物で前代を引き締めるとバランスの取れたコーディネートになるでしょう。
・小物の合わせ方
半衿や重ね衿は白やパール系で清楚に
まずはお顔に一番近い半衿ですが、白地に白や金銀の刺繍など華やかさはありつつも上品さを兼ね備えたものを選ぶとよいでしょう。
また重ね衿は時代によって少しずつ選ばれる色を変化してきており、以前はビビットなカラーが使われることも多かったですが、現代の雰囲気にあわせてやわらかな色味や、上品な装飾であるパールをあしらった衿を合わせてみるのも個性がでて素敵に着こなせます。
お顔に近い部分ですので、お顔写りがはっきり、明るくなることを意識して選ぶとよいでしょう。
帯締め・帯揚げは伝統的な色味を選ぶと上品
帯締めや帯揚げは全体のコーディネートを引き締める効果があります。
近年トレンドのくすみカラーももちろん可愛いですが、赤緑黄色紫など昔から使われている色味を合わせるとよりまとまりが良く品格も保てるでしょう。
成人式などご自身が主役の場合は、装飾のついた帯締めなども華やかで素敵になりますが、パールやつまみ細工など上品さや和のテイストを取り入れると良いでしょう。
結婚式参列などの場合は、帯締めは平織で金糸銀糸の入ったもの、帯揚は鹿の子絞りタイプの物を合わせるのがオススメです。
髪飾りも水引や和玉など、和の素材を活かして
伝統的で希少なお着物ですので、使う装飾は和をイメージすると上品にまとまりのあるトータルコーディネートになります。
ヘアスタイルもダウンスタイルよりもアップスタイルにすることでより素敵に着こなしていただけるでしょう。
総絞りは購入とレンタルどちらが正解？価格と希少性から判断するポイント
【結論】着用機会や思い入れによって判断。最近は「レンタル総絞り」も増加中
総絞り振袖が気になるけど、価格も気になる方も多いはず。
しっかりとこれからの着用機会をイメージしながら選ぶとよいでしょう。
・総絞り振袖の相場（北海道）
| 方法 | 相場価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| 購入 | 60万〜100万円以上 | 一生もの／親子で共有可能 |
| レンタル | 25万〜40万円前後 | 希少だが一部店舗で取扱あり／経済的負担は軽め |
・購入が向いている方
着物に思い入れがあるご家庭
振袖だけではなく、様々なお着物をご自宅にお持ちもおばあ様やお母様もいらっしゃるかと思います。
代々受け継がれていく着物をお持ちのご家庭は、振袖にも思い入れが人一倍強いかと思います。
またお嬢様ご自身もお着物に興味があり、この先ご自身も代々受け継がれていく着物を着たいと思う方もいらっしゃるかと思います。
日本の伝統を重んじることを大切にされている方は、ぜひお手元に残すという選択肢も視野に入れていただくと良いでしょう。
他と被らない上質な一着を求める方
この先々も益々希少性が高くなるお着物のひとつです。
成人式で周りとは一味違う、品格のある上質な一着を探していらっしゃる方にはおすすめです。
成人式以外にも、結婚式参列、結納などどんな場面にも安心して着用いただける一着です。
・レンタルが向いている方
着用は一度だけと考えている方
成人式の一度だけしか着ないという方は、断然レンタルがオススメです。
レンタルの総絞り振袖に出会えたらとってもラッキーですよ✨
経済的な負担を抑えたい方
総絞り振袖は上記の予算イメージを見ていただいてもとても高価なものです。
もちろんレンタルでも高額ですが、この先の着用イメージが無い場合はレンタルが間違いないです。
また保管場所や保管方法に不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
呉服屋さんでは保管サービス等を実施している店舗もございますので、そこも含めて検討してみることがオススメです。
店舗に気に入った絞りがある場合はとてもお得
高価なお着物のですので、大切に箱に収納され店頭に並んでいない場合もございます。
店内を見渡して見つけられない場合は、ぜひスタッフの方に質問してみると良いでしょう。
ひとつ注意点は、店頭に並んでいる総絞り振袖の中には、機械絞りやポリエステル素材のものもございますので、手絞りの総絞り振袖を探されている場合は、店員さんに確認をしてみましょう。
もちろん機械絞りの物でも素敵な振袖がございますので、より価格を抑えたいけれども総絞り振袖を体験したい方にはオススメです✨
手に入れにくい今だからこそ価値がある。総絞りが“特別”であり続ける理由とは？
【結論】技術を継ぐ職人の減少と、時代に逆行する“本物志向”が価値を押し上げている
近年、着物により親しみを持っていただくためにレンタルや手に入れやすい価格の着物が増えてきています。
そんな中でも伝統を受け継ぎ、職人さんの手作業によりつくられる希少な着物が注目を集めています。
・職人の高齢化と減少
総絞りを手がけられる職人は全国でも数えるほど。
継ぎ手不足もあり、今後ますます貴重になると見られています。
プリント着物と違い、一枚一枚にかかる工程が膨大な総絞りの振袖。
「今作られているものが最後になるかもしれない」という声もありますので、見かけたら一度試着してみる価値ありです。
“一生に一度だからこそ本物を”という流れ
近年は、成人式に参加しない代わりに、写真だけでも本格的な着物を着せたいという親御様も増えています。
その中で「せっかくなら総絞りを」と選ばれるケースも。
やはり総絞りの振袖はこれから誂え（あつらえ）られるケースよりも、すでにご家庭に受け継がれている場合が多いです。
ご自宅にもし総絞りの振袖をお持ちでしたら、ぜひ成人式にご着用ください。
写真だけでも残すという選択ももちろん素敵な選択です。写真とともに後世に受け継いでいきましょう。
特別な一日を、特別な一着で。総絞りは、娘への最高の贈り物
振袖選びは「デザインがかわいい」だけで決められない、親心が深く関わる選択です。
「娘には、自分らしい晴れ姿で輝いてほしい」
「記念に残る一着を選んであげたい」
そんな想いに、総絞りの振袖は確かな価値で応えてくれる一着です。
店舗によっては、状態の良い総絞りのレンタルや、仕立て直し対応、帯や小物のフルコーディネート提案も行っています。
気になったら、ぜひ一度相談だけでもいらしてみてくださいね。お嬢様の人生の門出を、共に形にしてまいりましょう。
📩 ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ！
思い出に残る最高の1日を、スタッフ一同、心を込めてお手伝いさせていただきます。
⭐ご予約はこちらから
Webからのご予約･･･ご予約ページ
Studio amip公式LINE･･･公式LINE
WEB、LINEは24時間承っております♩
お電話でのご予約・・・0120-15-3858(フリーダイヤル)
Studio amipでは、振袖での前撮り・後撮り撮影を行っております。
季節を感じられるロケーション撮影や、トレンドを意識したおしゃれなスタジオで
お嬢様とご家族様にとっての一生に一度の大切な記念日をお手伝いさせていただきます。
ママ振りなど振袖の持込もＯＫ！
思い出の詰まったお着物で撮影していただけます。
衣装選びから撮影、お写真選びまでお客様のご希望に寄り添い、スタッフ一同心を込めてサポートさせていただきます。
札幌市（中央区、北区、東区、白石区、厚別区、豊平区、清田区、南区、西区、手稲区）
小樽市・千歳市・北広島市・石狩市・芦別市
恵庭市・岩見沢市・江別市・室蘭市・伊達市
登別市・美唄市・三笠市・虻田郡・余市郡
夕張郡・雨竜郡・岩内郡・日高郡・白老郡・勇払郡・空知郡…
札幌市内、札幌近郊、様々な地域からお越しいただいております。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください！
インスタグラムや Googleも日々更新中です！
撮影風景やヘアスタイル・お客様のお写真を掲載しています♡
〔 Studio amip 〕
〒064-0914 札幌市中央区南14条西6丁目5-16行啓グランドハイツ2F
TEL／011-211-5623
0120-15-3858(フリーダイヤル)
営業時間／10:00-18:30
定休日／水曜日
《アクセス》
地下鉄:幌平橋駅(1番出口) 徒歩7分
市電:行啓通 徒歩30秒
《近隣コインパーキング》
P1【タイムズ南14西6】4台
P2【ナビパーク南14西6】6台
P3【レックス南15西7】4台
P4【クレアシオン南15西7】34台
P6【パークネット札幌中島公園南】45台
P7【三井のリパーク札幌南14西8】14台
P8【スマートパーキング札幌南14西8】10台
P9【タイムズ南14西9】9台
お車でお越しの際は、地図上に記載のP1～P9の駐車場をご利用くださいませ。
