こんにちは、花いち都屋帯広店です！
今月もオススメの振袖（ふりそで）コーディネートをご紹介いたします！
今回は、大正ロマン風のコーディネートのご紹介です。レトロなイメージの振袖を着てみたいお嬢様にオススメな振袖コーディネートです。
どんな魅力が詰まっているのでしょうか？それではじっくり見ていきましょう！
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金額：レンタル￥260,000（税抜き）
※コーディネートの小物の一部はオプションを含みます。
まずは全身のお姿です。
柔らかなクリームトーンに格調高い古典文様、そして旬の小物づかい——誰から見ても品よく華やか。成人式を“上品でおしゃれ”に迎えたいなら、このコーデが間違いなくおすすめです。
【今月のおすすめ振袖】
◆振袖（ふりそで）：どうしてこんなに上品なの？
成人式の振袖選びで、まず最初に多くの方が悩むのが「色選び」ですよね。「自分に似合う色がわからない」「派手になりすぎないか心配」「せっかくの式だから写真映えも気になる」…そんな声を、私たちも日々お客様からたくさんいただきます。
この振袖（ふりそで）は淡いクリーム地にゴールド・黒・小豆色が使用されています。使用されている色が少ないながらも華やかで絶妙なトーンバランスが魅力です。
このカラーは「品があって落ち着いた印象」もありながら、「光を受けるとふんわりと華やかに見える」という絶妙なバランス。見る角度や環境によって微妙に表情が変わるため、屋内でも屋外でも、そして写真でも非常に映えるのが特徴です。
柄に使用されているのは、松や梅、桜といった古くから日本の着物に用いられる吉祥文様（きっしょうもんよう）。季節を問わず使える柄です。金彩や刺繍をあしらった繊細な加工も、間近で見ると職人技が光り、振袖（ふりそで）全体に高級感を添えています。 ※吉祥文様（きっしょうもんよう）：日本で古くから縁起がいいとされてきた図柄。
さらに、この振袖は「大柄すぎない」というのも魅力のひとつ。柄の配置がバランスよく計算されており、背が高めの方も小柄な方も美しく着こなせます。どの角度から見ても「抜け」がなく、歩いたとき、手を動かしたときにふわっと柄が現れる美しさは、着物ならではの醍醐味です。
「どんな世代にも好まれる品のある装いでありながら、自分らしさも表現できる」——
それが、この振袖の魅力です。
成人式では「目立ちたいけれど派手すぎるのは不安…」という方も多いはず。この振袖は、まさにそんなお嬢様の理想を叶える一着です。
【小物紹介】
～小物一つひとつが大事！～
振袖（ふりそで）コーディネートにおいて、小物は雰囲気を変えてくれるとても大切な物です。小物一つ変わるだけで印象がガラッと変わることもあります。今回のコーディネートでは小物が主役級の物ばかりです！
それでは、どのような小物が使用されているのかじっくり見ていきましょう。
◆ 袋帯（ふくろおび）： 袋帯の役割って？
重厚な赤茶ベースに金刺繍の袋帯が、全体の印象を格上げ。振袖（ふりそで）のやわらかさを引き締める重要なアイテムです。
袋帯（ふくろおび）は、全体の印象を引き締める「縁の下の力持ち」。このコーデでは、落ち着いた茶色に朱赤・金を大胆に配した格式高い古典柄の帯を合わせています。
金糸で描かれた大輪の華文様が品格を醸し、見る者の目を惹きつけます。
あえて古典柄の帯を合わせることで、レトロ感アップです！
帯の結び方も、この袋帯（ふくろおび）の魅力を引き立てる重要な要素です。成人式では「立て矢結び」や「文庫結び」などボリューム感のある結び方が人気ですが、今回のような重厚な帯は、ふっくらと立体的に結ぶことで後ろ姿が華やかに映えます。特に後ろ姿は写真に残りやすいため、しっかりとした帯で形よく仕上げることがとても重要です。
袋帯は、見た目のインパクトもさることながら、その素材感や織の質によって“着物の格”を左右します。今回のような高級感あふれる帯を合わせることで、振袖（ふりそで）姿そのものが一段と格調高くなり、成人式という特別な日にふさわしい存在感を放ってくれます。
帯の柄や色は、一歩間違えると重く見えがちですが、振袖との色調バランスが絶妙なため、凛とした印象を保ちながらも華やかさが際立っています。
◆ 重ね衿（かさねえり）：胸元のリボンなに？
みなさん、胸元の大きな「リボン」気になっていませんでいたか？これ実は…重ね衿なんです！
ストライプ柄のリボンつき重ね衿で、これが、レトロ感をさらにプラスしてくれます。
振袖の衿元は、全体の印象を左右する最重要ポイントのひとつです。特に顔まわりに最も近いため、自然と視線が集まりやすく、写真写りにも大きく影響を与えるパーツでもあります。
このコーディネートで注目すべきは、なんといっても可愛らしく結ばれたストライプ柄のリボン付き重ね衿。
首元のリボンが目を引く重ね衿（かさねえり）は、最近のトレンドアイテムです。素材、色によって全体の雰囲気がガラッと変わるアイテムです。今回のコーディネートでは伝統的な振袖（ふりそで）の衿元に“遊び心”をプラスし、レトロ感・可愛らしさをさりげなく表現しています。
このリボン衿は、シンプルな色味（オフホワイト×ストライプ）で、派手すぎず、程よく甘い印象。顔まわりがふわっと華やぎ、写真撮影時にも映えるポイントです。
このように、重ね衿にデザイン性を持たせることで、着姿全体にリズムが生まれます。とくに今回の振袖は、優しい色合いをベースにしているため、アクセントが足りないと単調になりがち。そこで、衿元にリボンという“動き”のある要素を加えることで、全身のバランスがぐっと引き締まり、視線を上へと誘導する効果も生まれています。
さらに、重ね衿の色は振袖（ふりそで）の地色とトーンを揃えているため、全体の統一感もばっちり。細部にまで気を配ったスタイリングで、洗練された印象を与えます。
また、重ね衿自体は小豆色であるため振袖の色とも合っていて統一感が出ます。さらに、パールもついていて上品さもある、いいとこ取りな重ね衿（かさねえり）です。
リボン付きの重ね衿は、まだまだ他の方と被ることが少ないため、「さりげなく差をつけたい」「こなれ感を演出したい」と考えている方にとってはまさに最適解。伝統を大切にしつつ、自分らしい個性をきちんと表現できる、そんなおしゃれ上級者コーデに仕上がるポイントです。
◆ 帯締め（おびじめ）：帯締めがこんなに華やかでも大丈夫？
帯締めは、着物を着る際に帯の中央をしっかりと留める実用的な役割を持ちながら、近年では装飾性の高いデザインが増え、コーディネートの“主役級アクセサリー”としても注目される存在です。特に成人式の振袖コーディネートでは、帯締めの選び方ひとつで全体の印象がガラッと変わるほど重要なポイントとなっています。
今回のコーディネートでは、赤（えんじ色）を基調とした組紐の帯締め（おびじめ）に、大きな花モチーフとパール装飾があしらわれたデザインを使用しています。この帯締めは、まさに“華やかさと可憐さの象徴”。振袖（ふりそで）のクリームカラー、そして落ち着きのある袋帯（ふくろおび）に対して、帯締めがパッと目を引くアクセントとなり、視線を中央に集めてくれる構成になっています。
赤という色は、古くから日本ではお祝い事や厄除けの象徴とされてきた特別な色。成人式という「人生の節目」を迎える場において、この赤の帯締めはとても意味深く、かつ格式を感じさせるカラーです。それだけでなく、装飾部分には艶やかなパールが贅沢に使用されており、光を受けてきらりと輝くたびに、お嬢様の凛とした美しさを引き立ててくれます。
また、中央にあしらわれた花モチーフは、立体感のあるデザインで、遠くから見ても存在感抜群。平面的になりがちな和装コーディネートにおいて、このように立体的な装飾を取り入れることで、着姿全体に“動き”と“奥行き”が生まれます。とくに帯まわりにボリュームが出ると、体のラインも美しく見え、自然とスタイルアップ効果も期待できます。
お客様の中には「飾りが大きすぎないか心配」「派手になりすぎないか不安」という声もありますが、この帯締め（おびじめ）はその不安を吹き飛ばす絶妙なバランス感を持っています。あくまで上品さをベースにしながらも、華やかな式典にふさわしい存在感を持たせてくれる——それが、この帯締めが多くのお嬢様に選ばれている理由です。
成人式当日は、遠目に見る機会も多く、写真も何枚も撮られる日。だからこそ、このように“遠くからでも美しく、近くで見るとさらに凝っている”帯締めを選ぶことで、全体の完成度が格段に高まります。細部までこだわり抜いた着姿は、お嬢様ご本人はもちろん、見守るご家族の皆様にとっても誇らしく、感動的な一日を演出してくれることでしょう。
◆ 帯揚げ（おびあげ）：帯揚げってどう合わせる？
帯揚げは、帯の上端にふんわりとのぞく布地のこと。面積としては小さく見えますが、実は振袖（ふりそで）コーディネート全体の「完成度」や「格」を大きく左右する重要なアイテムです。その選び方ひとつで、全体の印象が“若々しく可憐”にも、“落ち着いて上品”にもなりうるからこそ、特に成人式のようなハレの日においては、妥協せずにこだわりたいポイントなのです。
今回のコーディネートでは、深みのあるブラウンの帯揚げ（おびあげ）を使用しています。このブラウンは、赤みをほんのり含んだ温かみのある色調で、振袖のクリーム系カラーや袋帯の茶×赤×金の重厚感とも非常に相性がよく、全体を柔らかく包み込みながらも上質な引き締め効果を与えてくれます。
さらに、この帯揚げの特徴は“装飾性の高さ”にもあります。布地にはパール風のビジューが丁寧にあしらわれており、控えめながらも確かな輝きが、見る人の視線を自然と引き寄せます。こうした装飾の輝きは、成人式のような多くの人が集まる華やかな場では特に効果的で、照明の光や自然光を受けてほんのりときらめき、振袖姿に気品ある華やかさを添えてくれるのです。
帯揚げのアレンジ方法にも注目です。従来は、布を中にしっかりと入れ込むようにたたみ、なるべく目立たせないのが正式とされていましたが、現在では“見せる帯揚げ”が主流。今回のように、ふんわりと立体感を出して結ぶことで、着姿に優美な柔らかさや動きが加わり、全体が華やかに映えます。
帯揚げ（おびあげ）は、ただの飾りではなく、お嬢様の雰囲気に影響するアイテム。顔から少し下がった胸元あたりに位置するため、視線の流れとしても自然に目に入ります。よって、色・素材・装飾のすべてを振袖や帯とのバランスで選ぶことが、洗練されたコーディネートを完成させる鍵になります。
「帯揚げなんて目立たないのでは？」と思われるかもしれませんが、実はその“さりげなさ”こそが重要です。主張しすぎない、でも確かな存在感。生地のラメ感やビジューの柔らかな光沢が、成人式という特別な舞台にふさわしい“上質感”を演出してくれる——そんな縁の下の力持ち的存在なのです。
コーディネートの格が一段と上がる帯揚げ（おびあげ）選びは、まさに上級者の技。シンプルな着物こそ、こういった小物の“質”が光ります。
◆草履（ぞうり）・バッグ：色が黒？なぜ“重く見えない”のか？
振袖（ふりそで）のコーディネートにおいて、草履とバッグは“最後の仕上げ”ともいえる重要な小物です。目立たないと思われがちですが、実は「全体の統一感」や「格調」を支える大切なアイテムであり、トータルでの印象を大きく左右します。特に成人式のような華やかな場では、細部までしっかりとスタイリングが行き届いていることが、全体の完成度をぐっと引き上げてくれるのです。
今回のコーディネートで使用されている草履とバッグは、黒を基調としながらも、クロコダイル風の素材感で、光沢感とゴールドの金具装飾があしらわれた高級感あるデザインです。
「振袖（ふりそで）が淡い色味なのに、小物を黒にして重くならない？」と心配になるかもしれません。しかし、この“黒”の使い方が、全体を引き締めて見せる効果を持ち、むしろバランスの良いスタイリングに仕上がっています。
まずバッグについて注目したいのは、そのコンパクトながら存在感のあるフォルム。かっちりとしたシルエットに、細部にまでこだわった金具や留め具、光を受けて上品に輝く素材感など、「フォーマル感」「上質さ」「大人っぽさ」が見事に融合したデザインです。
口金の部分に配されたゴールドの装飾や、持ち手の繊細なカーブは、まるで宝石箱のような佇まい。淡い振袖の色味に対して、このように“しっかりと存在を主張する黒バッグ”を合わせることで、ぼやけがちなスタイルにしっかりと芯が通り、引き締まった印象を作り出します。
そして草履（ぞうり）も同様に、金と黒の台（だい）に黒の鼻緒があしらわれており、フォーマル感を損なわずに華やかさを演出しています。
台の高さも成人式向けに程よく設計されており、足元からスラッとした印象を与えてくれます。着物は裾の長さで足元が隠れるため、「草履なんて見えないのでは？」と思う方もいらっしゃいますが、実際には座った時や階段の昇り降りなどで意外としっかり見える部分です。だからこそ、草履（ぞうり）も妥協せず選ぶことが重要です。
黒の小物を取り入れるときに気をつけたいのが「重たくなりすぎないこと」ですが、今回のコーディネートでは、振袖（ふりそで）に使われている金彩や黒色、帯ともリンクさせることで、全体の配色バランスを美しく整えています。
コーディネートの中で“黒”が浮いて見えるのではなく、「他の要素と呼応する形」で自然に馴染んでいるため、まったく違和感がなく、むしろ洗練された雰囲気にまとめられているのです。
成人式という大舞台では、どこから写真を撮られるかわかりません。全身写真はもちろん、座った姿や歩く後ろ姿まで、美しく見せたいですよね。だからこそ、足元と手元を“黒小物”でしっかりと整えることで、すっきりとした統一感とフォーマル感を両立でき、より印象的な振袖スタイルが完成します。
◆ 髪飾り（かみかざり）： 髪飾りってどう選べばいいの？
振袖（ふりそで）姿を完成させるうえで、髪飾りは絶対に欠かせない存在です。顔まわりを彩るこのアイテムは、ヘアスタイルと連動してお嬢様の雰囲気を大きく左右します。
特に成人式のような一生に一度の場では、写真撮影や人前に出る機会も多いため、髪飾りの選び方は“可愛さ”だけでなく“洗練された品の良さ”にもこだわりたいところです。
今回のコーディネートで使用されている髪飾りは、白とゴールドを基調にした淡いトーンのマム（菊）を左右に配した華やかなスタイルで、落ち着きのあるデザイン。
一見シンプルにも見えるこの髪飾りは、実は「振袖の色柄」「帯の重厚感」「帯締め・帯揚げの華やかさ」すべてを考慮したうえでバランスを整えるための“引き算の美学”が詰まった選択なのです。
この髪飾りの最大の魅力は、“横顔が美しく映える”という点。ふわりとまとめたハーフアップのヘアスタイルに沿って、斜め後ろにさりげなく添えられた飾りは、写真を撮ったときにもとても映える位置に。
また、成人式では、髪型を一日中キープしなければならないため、髪飾りの“軽さ”も重要。このデザインは見た目に反して非常に軽量で、つけ心地も良く、長時間つけていても負担にならない点も嬉しいポイントです。
髪飾りと振袖の調和も見事です。クリーム系の柔らかい振袖カラーに、白とゴールドの髪飾りを合わせることで、色のトーンが自然に統一されており、視線を上へと導いてくれます。
そして、何より重要なのは、お嬢様の「品のある可愛らしさ」がしっかりと引き出されているという点です。豪華で目立つ髪飾りではなく、ナチュラルな素材と洗練されたデザインによって、「自分らしさ」や「さりげないおしゃれ感」が表現される——それこそが、この髪飾りの最大の魅力なのです。
ヘアセットは、ゆるやかにまとめた編み込み風シニヨンです。この髪型はどんな振袖（ふりそで）にも合う髪型です。
髪には金箔が散りばめられており、さりげない輝きが特別感を引き立てます。
成人式当日、写真も多く撮られる中で、後ろ姿や横顔にもこだわることはとても大切。髪飾りは、全体のテーマカラーと調和したものを選び、振袖（ふりそで）と一体感を持たせるのが成功のカギです。
いかがでしたか？
今回のコーディネートは、「レトロ感」と「今っぽさ」を絶妙なバランスで両立した、誰が見ても上品で華やかな振袖（ふりそで）スタイルのご紹介でした。。小物一つひとつにまで計算されたこだわりが詰まっており、「大人っぽく、でも可愛らしく上品に」そんな理想を叶えたい方にぴったりの一着です。
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