2020年3月21日

こんにちは 花いち都屋です♪♪

これまでブログでは振袖の色や柄、小物選びや髪飾り、
帯や選ぶ時期などと言った
振袖・成人式に関する記事をたくさん
書いてきました。
(これからも発信していきます)
でも、そもそもで成人式にはなぜ振袖を着るのか?
振袖の意味とは?と書いてる私自身も
すこし疑問になりブログ書くにあたり色々と
調べてみました。
その結果、今まで知っていた事にプラスして様々なことがわかりました。
のでわかった事を少しですがお話させていただこうと思います。

成人式とは人生の大きな節目。
今では大人への仲間入り、社会人としての
自覚、新しい自分への第一歩など重要な節目であります。
(友達や親とお酒を酌み交わすというのもありますね)

昔の成人式では性別や身分により儀式があったとされています。
武家階級の男子は「元服」といって服装や髪型が変わったり
地域・社会によっては
米俵(60Kg〜80Kg)を持ち上げる事が出来れば一人前や
日の出から日の入りまでに1反(約100平方メートル)の
田植えが出来たら一人前など
男子の場合は力試しや度胸試しをして一人前、
成人し大人と言う例えがあります。

一方、女子の場合はと言うと
公家の女子は「裳着」(もぎ)と呼ばれる
成人の儀式を行い、成人用の着物に厚化粧をすると言ったもの、
さらには家の後継となる男子を出産して一人前の女性として
周りから認められる事も多かったと言います。

今の成人式の形の元となったのは
敗戦まもない1946年埼玉県蕨町で開催された「青年祭」が
ルーツになったと言われその中で行われたプログラム「成年式」が
全国に広まり、その「青年祭」に影響を受けた日本国政府は
1948年1月15日「大人になった事を自覚し自ら生き抜こうとする
青年を祝い励ます日
」として「成人の日」が定められ今に至ります。
※現在では1月の第二月曜日※

振袖は未婚の女性の第一礼装なので成人式と
いう慶びの日、ハレの日を飾る最高衣装となります。

また振袖には"厄を払う"ことや"良縁を結ぶ"など様々な言い伝えがあります。
昔より「振る」という行動には神様を呼び寄せる厄を払う場を清めるなどの
チカラがあると言われています。
女性の本厄は、19歳・33歳・37歳・61歳
なので成人式の前年は本厄なので自分自身や
その周りに変化が起きやすい年と考えられています。
振袖の袖を振ることによって厄払いが出来るでなく、
神様の魂を奮い立たせる「魂振り」の習慣もあったとされています。

そしてもうひとつの"良縁"は江戸時代、女性が男性へ想いを伝えるのに
言葉で返すのは"はしたない"とされていたため
袖の振り方によって好き嫌いを伝えていました。
なので振袖の長い袖を左右に振れば求婚に応じ
受け入れなければ
前後に降ると言うように
恋愛のサインに使われていたと言われています。

それに加えて成人式に赤の振袖が多く見られるのは、
もちろん人気があるという理由の一つではありますが、
赤は魔除けや太陽や火・血の色と古くから神聖な色とされていたのです。
なので振袖選びの際は、選んだたくさんの振袖の中に
赤色を加え一度、袖を通してみるのも良いかもしれません。

成人式に振袖を着るのも現代の通過儀礼のひとつ。
装いを新たに気持ちを変え改まった席にのぞむことで
大人になったという自覚が持てます。
それと同時に今まで見守ってくれた親にも感謝の気持ちを伝え
一生に一度の成人式を大事な節目と思い振袖を着てみましょう。
なので振袖を選ぶ際は自分が一番着たい振袖、
自分が一番輝ける最高の1着を選びましょう。

その大切な時間を私たちはお手伝いさせていただきます。

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