皆さんこんにちは。
HANAICHIの伊藤です。
2023年、2024年に二十歳になるお嬢様とお母様、
そして、これから振袖選びをされる2022年ご成人の方にも
ご参考頂けるお話をお届けします。
さて皆様 、振袖を見に行くお店は決まりましたか?
着たい振袖のイメージは決まりましたか?
「・・・・・あれ?そもそも成人の衣装はどうして振袖?
振袖には何か意味があるのかな?」
と、ふと思ってしまった貴女・・・
はい!
意味があるのです!
これを知ると、俄然振袖選びが楽しくなります!
その魅力を皆様にお伝えしたいと思います。
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〜節目に着る衣装(着物)の意味とは?~
赤ちゃんの時、子供の時、着せられた衣装にも
大事な意味があるのです。
「衣装は身を守り、文様は幸福を願う
親から子へ、又、孫へと着物は幸福を着継がれるもの」
施される意匠も、
古来より、無力で弱い存在である子供を災厄や魔物から守る為、
その殆どが信仰などに基づいた吉祥文様が使用されております。
昔は科学の発達が充分ではなく、子供の安全な成長が保証されていなかったので、
それは自然なことだったのかもしれませんね。
産まれたての子供を「赤ちゃん」とよびますね。
「赤色」は魔よけ、厄除けの色。
子供を「魔・厄」から守る為に「赤ちゃん」と呼ぶようになったという説もあります。
一つ身、四つ身、聞いたことがありますでしょうか
江戸時代には、背縫いの無い一つ身の衣服には、背中から子供に魔物が
取り付きやすいと信じられていた為、
守る為に「背守り」と呼ばれる
縫い飾りが付けられたこともありました。
七五三も、昔は子供の死亡率が高かったので、
三歳、五歳、七歳という節目に
これまでの成長を祝い、そして長寿を祈願いたしました。
十三参りもそうですね。十三歳を迎えられたことを祝い、この後の幸福を祈願しました。
また、このとき女の子は初めて大人の着物を仕立てて肩上げをして着ます。
〜「振袖」の意味〜
振袖といえば、若い女性の晴れ姿、成人式やお正月、特別な機会に着るおしゃれ着という
印象が大変強いのではないでしょうか。
現代では、未婚の女性のものというイメージでとらえられることの多い振袖ですが、
元は、見ごろとお袖との縫い付け部分に「振り」つくった袖を持つきものの総称でした。
文献や肖像画などによると、室町時代には既に有り、子供や若い女性が着ていたようです。
子供は大人に比べて体温が高いので体温調節の為に「通風」の機能を持たせるためのもので
あったそうです。
江戸時代初期あたりから少しずつお袖丈が長くなりました。
明治以降、振袖が未婚女性の第一礼装になった説はいくつかあります。
一つは19歳は初めての厄払いの年であるので、「魂振り」といって長い袖を振り、
厄を払い神様を呼び起こしご加護や幸福を祈願します。
もう一つは、想いを伝えるということに「袖」が使われました。
〜振袖の「色」は微妙な違いを楽しんで〜
これまでの節目で皆様はどんな着物をお召しになったか
覚えていらっしゃいますでしょうか?
赤?青?黄色?黒?
柄は?
桜?梅?椿?ぼたん?蝶々?うさぎ?宝尽くし?
赤・紅色・紅絹・真紅・・・様々な赤色があり
青・青黛・縹色・藍色・・さまざまな青色があります。
HANAICHI函館店でも衣装の点数は豊富にありますが、
一点一点がそれぞれ違う赤、違う青、違う黄色・違う緑・違う黒なのです。
今のお嬢様方はとても良くご自身をご存知なので、
この微妙で繊細な色を見分け、選んでいらっしゃいます。
そして、私たちスタッフも、
お嬢様に最もお似合いになる色の振袖を全力でお探しいたします!
〜振袖に描かれる柄の意味〜
また、施される柄にも深い意味と願いが込められております。
〜「桜の柄」〜
桜はこれまでも何度かご紹介致しました、
「さ」は神様をあらわし、「くら」は座る場所をあらわします。
これまではご家族様に見守られてきましたが、これから先は、より、
神様のご加護がありますようにとの願いが込められた柄となります。
〜「梅の柄」〜
「梅」の柄も最近とても人気です。^
梅は厳寒の折、毎年必ず決めた日に咲きますので意思の強さをあらわします。
「四君子」という、「君子のあるべき姿」をあらわす文様にも選ばれております。
〜「椿の柄」〜
「椿」は生命力の強さをあらわします。また、「三度咲く」とも言われます
最初は蕾から花開き、二度目は地面に落ちる途中に他の枝の上にとまり、
そして三度目は地面で。
椿のお花はその重みで萼から落ちるのでお花が常に上を向いているのです。
ステキですね。
〜「うさぎの柄」〜
「うさぎ」は神様のお遣いともよく言われます。人と人との縁を結ぶ。
また、飛び跳ねる姿から、飛躍や向上をあらわすといわれます。
「月うさぎ」「波うさぎ」「雪うさぎ」なんて柄もあります。
ちょっと見てみたくなりました?
〜「牡丹の柄」〜
「ぼたん」は百寿のお花と言われ、健康長寿を願う柄となります。
艶やかな牡丹のお花は桜や梅や椿とともにたいへん人気の柄です。
〜「蝶々の柄」〜
「蝶々」は形も優しく色も美しく、舞い遊ぶ可憐な姿から、
奈良時代以来様々に文様化されてきました。その姿のように
優雅で美しくあってほしいという願いがあります。
〜「宝尽くしの柄」〜
「宝尽くし」聞いたことはありますか?
吉祥文様として幸福を願う為の代表的な意味を持ちます。
何ものにも換えることの出来ない思い、魔除けであり、財を生み出す数々の
文様を表しております。
宝傘・丁字・鍵・巻物・宝袋・小槌などなど・・・
簡単ではありますが一部をご紹介させて頂きました。
〜振袖+帯+小物で、装いが完成〜
振袖、帯、重ね襟、帯締め、帯揚げ、半衿・・・
微妙な色合いと美しい柄が施されたこれらを、コーディネートで、
より一層、ステキに仕上げます!
これは結構高度な技で、振袖選びの一番の楽しい部分でもあります。
日本の伝統のお着物の装いには物語りがあふれています。
お洋服の世界では、全てのアイテムが色柄ものは、ありえないですよね。
数年前にお洋服でも、柄+柄・・・が発表されましたが一部見かけた位でしたね。
また、その少し前にはピンク色+オレンジ色というのも出ましたが、
流行までにはならなかったですね。
お洋服は、皆様お詳しいと思いますが、
お振袖は、おまかせください!
ちょっと見てみたくなりました?
HANAICHI函館店の私たちスタッフにぜひお任せください!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
HANAICHI函館店では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、
ご予約を承る際は他のお客様と来店時間が重ならないよう対応致します。
除菌対策も、入り口に手指消毒液の設置、店内除菌、空間除菌、1時間に1度の換気、スタッフはうがい手洗いをしてマスク着用で接客いたします。
振袖選びや成人式前撮り、お持ちのお振袖のお手入れのご相談に、ぜひ『花いち都屋』にお気軽にご相談ください。
花いち都屋ではWEBもしくはTELでの「ご来店予約を」承っております。
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花いち 都屋は創業82周年のお振袖を扱う呉服専門店!
北海道内に5店舗(札幌・函館・帯広・北見・釧路)を構える老舗の呉服店です。
HANAICHI函館店は地元に愛されるアットホームな振袖専門店として今年で6年目
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