こんにちは!花いち都屋の中田です。4回目の投稿になります。宜しくお願い致します。
今年も全国のさくらの開花宣言が近づく中春が待ち遠しい今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?先日ランチ会でお花を飾ったのですが、お花屋さんから届いた桜はとても美しく、春を感じられとても幸せな気持ちになりました。今年は例年より雪も少なく感じましたし、最後にドカン!!と降る雪はもう沢山です!!お願いですからもう降らないで下さいとお伝えしたい位です(誰に?)
これからも着物人生を長くおくりたい私ですが、今回は季節によって使い分ける着物の種類、色、柄などお伝えできればと思っております。
「着物は着る季節によってどれくらいの種類に分けられるのか?」
1年の中には春・夏・秋・冬という四季があり、それぞれの季節ごとに適した種類の着物の使い方があります。
- 袷(あわせ)
- 単衣(ひとえ)
- 薄物(うすもの)
それぞれ、帯・帯揚・帯締め・長襦袢は着物に合わせたものを取り入れると良いですね。
袷(10月から5月)
冬から春にかけて着るのは袷(あわせ)と言います。春・秋・冬と着用でき、1年の中でも最も長く身に付けてお召し頂けます。袷は胴裏・袖裏・裾回しなどの部分に裏地を付け仕立てられます。袷の着物は、最近では気候の変動や温暖化などにより真冬のみに着る人も多いかもしれません。
なお、やはり着物を着るうえで欠かせないのは、羽織・道中着などです。これらはちり除けや着物を守る事も含めて季節に関係なくお召し頂けます。見た目も美しいですし、この人着物わかってらっしゃるのねとも思われるでしょう!!
これからの季節に大活躍!着物の「コート・羽織」~北海道の着物専門店【花いち都屋】
単衣(6月・9月)
季節の変わり目に着るのは単衣(ひとえ)と言います。裏地を使わず1枚の生地で仕立てた着物です。透け感のない感じ程度の生地ですが、袷に比べると軽やかな着心地です。そのため春から夏、夏から秋へと季節の変わる時期に着るものとされています。一般的には、6月と9月に着られますが、着る日の気温によって5月から10月に着られる事も多くなっています。単衣は袷よりも少し暖かい時期になってきたら着るものとされています。
やはりどんな時期でも、上に羽織るコートはとても必要で季節の変わり目は昼夜の寒暖差もあるのでコートはとても重要です。帯揚・帯締めなどの小物類は基本的に袷と同じものを使用します。
爽やかな単衣♪「スタッフ着物コーディネート」~北海道の着物専門店【花いち都屋】
夏着物「薄物」の装いを解説!帯・小物の基本をマスター@花いち都屋 高橋和子
薄物(初夏から真夏)
夏の蒸し暑い時期には夏用の着物と言われる薄物(うすもの)をお召し頂けます。薄物とはたて糸とよこ糸の密度を粗くして風通しよく仕立てられた透け感のある生地です。一般的には「羅(ら)」「紗(しゃ)」「絽(ろ)」があり通気性が良いのが特徴です。夏の着物の生地は上布(じょうふ)と呼ばれる上等な麻素材が有名で上布は「宮古上布」や「越後上布」などがあり産地や織り方によって種類が分けられますが、多く生産されておらず高額なので私は中々手が出ません。トホホ…。夏の着物に合わせる、帯・帯締め・帯揚げは透け感のあるものを選ぶと良いですね。
夏の着物と言えば「浴衣」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、「浴衣」と「薄物」は別物になります。浴衣は綿、最近ではポリエステルとかもありますが、薄物は絹・麻、生地など着物も異なってきます。
お祭りや花火大会などで若い女の子が浴衣を着て嬉しそうにお出掛けされているのを見るとこちらまで幸せな気分になります♡
暑い夏を乗り切る着物コーディネート!北海道の着物専門店【花いち都屋】
5月には浴衣販売会も
花いち都屋では5月20日、創成スクエア1Fにてゆかた販売会も開催いたします。夏のお出かけにぜひ2着目とか初めてとか、沢山お出掛けされるお手伝いが出来ればとても嬉しいです。ぜひお出掛けくださいませ。
花いち都屋ではたくさん浴衣を展示しておりますのでぜひ!!ご来店いただいて、素敵な浴衣をゲットしてみてはいかがでしょうか?
花いち都屋では着付教室、前結び体験会、カルチャー教室などたくさんのイベント開催しています。ぜひこの機会にご参加心よりお待ち申し上げます。
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「成人式」ルーツは?振袖と合わせて知りたい「成人式」のこと@花いち都屋講師 中田夕起子
【着物の防寒対策】北海道に22年ぶりに戻ってきた私の場合@花いち都屋 中田夕起子