こんにちは!花いち都屋の中田です。6回目の投稿になります、よろしくお願い致します。

 

7月に入り札幌も夏本番!!って感じになり花火大会も開催され、ご来店下さるお客様も楽しそうに浴衣をお選び下さり、お出掛けする先などを嬉しくお話しして下さいます。

 

その笑顔を見ているだけで、私も幸せを頂き元気をもらえます。どうか晴れてお天気の良い日が続く事を願うばかりです。今回は夏の着物についてお話ししていこうと思います。皆様少々お付き合い下さいませね。

 

スタッフの夏コーディネートはこちら
暑い夏を乗り切る着物コーディネート!北海道の着物専門店【花いち都屋】

 

 

夏の着物「絽」と「紗」

夏の着物と言えば絽と紗と言うのがございます。それぞれの持つ特徴や用途をご紹介させて頂きます。
夏の着物として知られている「絽、紗」はどちらも盛夏に着る事のできる薄手の織物で、その薄さと軽さから「薄物(うすもの)」とも呼ばれています。

 

では、夏の着物に使われる絽と紗の違いとは何がどう違うのでしょうか?

 

紗とは

生地全体に隙間が同じ感覚で開いている為、透明感と清潔感に優れていて通気性が高いのが特徴。

 

絽とは

絽は定期的に隙間が空いているので紗よりも透ける部分が少なくなります。

 

どちらも基本は、隣り合う経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を絡ませる「からみ織」ですが、紗の場合は緯糸1本ごとに経糸2本を絡ませることで、経糸がよじれて隙間を作る織り方で、生地全体に均一に隙間が出来るため、透け具合が強くなります。

 

絽の種類

絽の種類には、経糸に緯糸を絡めた「経絽」、糸に撚りをかけない「平絽」、強い撚りをかけた「駒絽」等があり、特に「駒絽」はサラッとしていて涼しいのが魅力。様々な模様を織り込んだ「紋絽」もあります。

 

絽

 

 

紗の種類

一方、紗の種類は絽ほど知られてませんが、糸を撚っていない平糸を使った「平紗」、駒糸を使った「駒紗」、平織と組み合わせた柄を織り出す「文紗」があります。

 

 

 

絽と紗の用途の違いとは?

絽の生地は黒留袖や訪問着、色無地など主にフォーマル着に使用され、紗は着物の透け感が強いため、カジュアル、セミフォーマルとしての利用に着物としてだけではなく、夏物の羽織・コートにも使用されています。

 

 

絽や紗を着られるのはいつ?

絽の着物が着られるのは6月~8月、紗の着物は盛夏と言われる7月~8月です。私も東京に住んでいた時は、夏の着物は全く持っておらず(暑すぎてダメ)北海道に帰ってきてから、単衣、夏の着物を着る様になりました。

 

 

やはり薄物なので袷より断然涼しく軽く着心地もかなり違ってきます!仕事で着る機会が多くなり、お客様よりあなたが着てくれるんだったらと、本当にありがたい事に譲って下さる方もいて、嬉しいの一言です。今まで着て来なかった素材や柄など又新たな着物にめぐり逢えた気持で着る事がとても楽しくなったように思えます。

 

 

花いち都屋の夏の着物イベント

夏はイベント盛り沢山です。7月22日(土)は「ノルベサ」で17時よりビアガーデン。7月29日(土)は「狸小路ナイトバーゲン」、お店ではBella donnaも開催、HANA緒styleの撮影会もあり1日楽しんで頂けます。

 

8月5日(土)はゆかた祭りです。創成川の所で楽しいイベントもあり今年も皆様に喜んで頂ける様頑張って盛り上げていきたいと思っております。ぜひ皆様のご参加を心より♡お待ち申し上げます。最後までお読み頂き本当にありがとうございます。

 

着物にご興味がおありの方、まずは浴衣を着れるようになりたいと言う方。花いち都屋の前結び着付教室に通ってみませんか?帯は全て前で結ぶので、肩や手が痛い…という方にもおすすめです。まずは体験教室にお越しいただき、御納得いただいた上で通っていただけます。体験教室は無料ですので、ぜひこちらからお問合せ下さいませ。

 

私の過去の記事はこちらです。

 

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