2024年7月16日

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花いち都屋の田村です。
今年の夏も暑くなりそうです!

男性ゆかた(浴衣)の着方のポイントとは?
夏と言えばゆかた(浴衣)ですね。ということで今回は「男性ゆかた(浴衣)の着方のポイント」について書いていきます。

1.男性用ゆかたの「サイズ」


既製の浴衣は身長でサイズ分けをされているものが多いので、あらかじめ自分の寸法を確認してなるべく自分のサイズに近いものを選びましょう。

腰紐や帯を締めたりすると丈が少し短くなる事も考慮して選ぶのもポイントの一つです。
既製品もいいですが反物から自分寸法で作るとサイズ感がピッタリでよりカッコよく見えます!
丈については好みもありますが、短すぎる丈はカッコ悪いので短くてもくるぶし位がおすすめです。

2.男性用ゆかたの「襟の抜き具合」


男性用ゆかたの場合、首の後ろ部分の衣紋(えもん)は抜かない(後ろに引っ張りすぎない)ようにしましょう。

抜けていて良いのは、女性だけ。案外盲点になるところです。上半身に緩みがありすぎると衣紋が抜けてしまうことがあるので、首にピッタリと添うように意識しましょう!

3.男性用ゆかたの「胸元の衿合わせ」


胸元を開けすぎるとだらしなく見えるので注意しましょう。開け具合で浴衣姿の印象がまるで違って見えます。

肌の露出は、女性でも男性でも、程よく品良く艶っぽく。これが正解です。

4.男性用ゆかたの「裾(すそ)」


男性に限らず、着物も浴衣も裾広がりはNGです。しっかりと下半身に沿うように裾を決めることが重要です。

ここが決まっていないと、全体が必然的に裾広がりになってしまいます。また、男性の場合には腰紐または帯一本で着ますから、緩んでこないように確実にしっかりと締めておく必要があります。

5.男性用ゆかたの「帯の位置」


帯をウエストの位置で締めている人をよく見かけます。男性の場合帯は腰骨に掛けて巻いていくことが基本です。

帯は低めの方が全体の着姿がバランス良く決まります。ウエストの位置に締めると裾広がりの原因にもなりますので気を付けましょう!

6.男性用ゆかたの「補正」


男性の場合は、ある程度体にボリュームのある方が収まりよく着られます。細身な人は帯が上に上がってきてしまいます。

そこで試して頂きたいのが、タオルの活用。ウエストから腰のあたりに巻いてボリュームを出すと全体のバランスが取りやすく腰紐や帯も安定します。

まとめ


これらのポイントを意識して着ると、男性のゆかた姿は格段にカッコよく粋に見えます。
シンプルですが奥が深いです。せっかく着るならカッコよく着たいものです。

毎年感じる事ですが年々男性が浴衣を着る割合が増えてきていると感じます。男性の着付教室の回数も増えてきました。和装の良さを感じてもらえて嬉しい限りです。

カップルで花火やお祭りに行くときも二人とも浴衣姿のほうが雰囲気も出ていいですよね♪

今年は例年以上に花火大会、夏祭りも多く開催されます。
浴衣を着る機会も増えるのではないでしょうか。
彼女や奥様にカッコイイゆかた姿を見せるも良し、男同士ゆかたで飲みに行くのも良し!
短い夏を『男ゆかた』で楽しみましょう!!

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