着物ってどうやって保管したらいい?大掃除の前に知っておくと安心!@花いち都屋 着付教室講師 竹川瑞希

2021年11月22日

こんにちは!花いち都屋本店 着付け教室 講師の竹川瑞希です。

今月初めに新たに生徒さんが一人入り、今年の終わりに向けて教室も活性化しております♪

 

今年も残すところあと1か月と少しとなりました!早いですよね…

このコロナ禍もあり、都屋でも新たなイベントや動きをたくさん行った2021年だったなぁと感じています。

地下歩行空間でのイベントだったり、Youtubeのライブ配信だったりと、都屋をまだ知らない方や普段会うことができない遠方の方とのコミュニケーションをとる機会も増え、大変楽しく過ごせました!

 

 

2022年も皆様と楽しみながら1年を過ごしていきたいですね!

 

そして年末といえば大掃除がありますね!

あらゆる箇所を整理整頓する中で、着物の片づけをする方もいるのではないでしょうか。

という事で今回は、大掃除の前に知っておきたい着物の収納についてお話していきたいと思います!

 

着物を着た後はクリーニングか陰干しを!

まずは基本的なお話になりますが、着物を着ると気づかないうちに汗をかいていたり、汚れが付いている場合もあります。ですので、着用後はまずは陰干しをしましょう!もしくはクリーニングに出しましょう!

そうすることで着物の敵である汗や湿気を取り除くことができます。

また、意外と気づかぬうちに泥ハネしていたり、ファンデーションの汚れがついていたり、食べこぼしがある場合も…それを知らずに放置してしまうとなかなか落ちない汚れになってしまいますので、全体的に汚れがないかもチェックしておくと安心です◎着物を脱いだ際のチェックポイントも確認しておきましょう!

 

万が一汚れを見つけた場合は、ご自身で落とそうとはせずに、お近くのクリーニング屋さん、もしくは着物の専門店に持っていきクリーニングをして綺麗にしてからしまいましょう!こぼした際の応急処置方法も覚えておくといいですね。できれば、着物の専門店の方が安心ですよ♪

 

しまう時は綺麗に丁寧に畳みましょう!

当たり前の事ではあるのですが、着物をしまう時にはきっちりと丁寧に畳むことも大事なポイントとなるんです!

私はとっても面倒くさがり屋で、パパパパ~っと畳んでしまうことが多くあったのですが、そうすると次着るときに出してみると…あるはずのない場所にシワが…折り目もよくわからないところについていたり…

こうなると全体をアイロンがけするという、面倒くさがり屋にはとんでもなく面倒くさい作業が増えてしまいます。面倒くさいと思っておこなった行動が結局自分を苦しめるという(._.)

着物の畳み方も、今ではYoutubeなどにたくさん載っていますし、難しいものではないのでぜひやってみてください!

 

 

次自分が着るときに楽にササっと着られるためにも、きちんと丁寧に畳みましょう!(私も気を付けますm(__)m)

 

たとう紙は定期的に交換を!

 

 

よくお振袖の接客に入ると、「お母さんやおばあちゃんのお振袖を娘(孫)に着せたくて…」ということで、お振袖をお持ちになっていらっしゃるお客様が多くいます。

今はお母様のお振袖をリメイクして今風のコーディネートにする方が増えてきましたね!

その時にたとう紙を見ると、少し紙が黄みがかったものをお持ちの方が多くいらっしゃり、お話を聞くと最後に着てクリーニングに出してから特に触っていないという事も多く聞きます。

私も都屋に入ったころはたとう紙を交換するという考えがなかったのですが、たとう紙の寿命は持って2年程とのことでした。

そもそもたとう紙は着物を湿気やほこりから守るためにあるのですが、何年も使い続けると着物に湿気がいかないようにと、たとう紙が吸い込み続けた湿気がたまってしまいます!

そしてたとう紙にカビが生えると、着物にうつってしまうこともあるんです。何十万もするお着物がただしまっておいているだけでカビだらけなんて…そんな悲しい話ありませんよね(/_;)

なので、たとう紙は目安としては1~2年程で交換するのがいいです◎

たとう紙も当店では1枚数百円で購入できます。

いつ替えたか忘れちゃった!とならないように、交換した日時を記入しておくと安心です♪

 

便利な収納グッズを使うも良し!

「どうしても保管が怖い!」という方や、私のような面倒くさがり屋さんにおすすめの収納グッズもあります!

それが「キモノの休息」です。

 

 

これは、たとう紙が丸ごと入るジッパー付きの袋で、これにたとう紙のまま入れておくだけでOK!という誰でも簡単に着物を綺麗に保管できるパックです!

 

 

このように横長のジッパー付きの袋が1枚と、除湿シートが1つ入っていて、この中に着物・帯・長襦袢3点すべてが入るので、組み合わせにも困らず便利!都屋のお客様でもこちらをお求めになるお客様が多くいらっしゃるので、自信をもっておすすめできます◎

詳しい使い方はYoutube花いっちゃんねるの「着物の収納には絶対おすすめ!着物保管最強パック「キモノの休息」とは?!」でご紹介しておりますので、ぜひこちらをご覧くださいね!

 

着物の間に挟んである紙はどうする?

着物をクリーニングに出して戻ってきたものをたとう紙から出してみると、着物の間に白い紙が挟まれているのを見たことはありますか?

 

 

お客様に聞くと、そのまましまっているという方がいらっしゃるのですが、あの紙は出してからしまうのがお着物のためになるんです。

そのように先輩が接客してるのを初めて聞いた時に、しまうときにどうせ外すのになんで入ってるんだろう?と疑問に思いすぐに調べましたが、あの紙はクリーニングをした業者さんからお客様のもとに届くまでに着物を守るために入れているものなんだそうです。たった1枚の薄い紙ですが、あの1枚が入ることで運ぶ時着物にシワが入りにくくなったりするとか。

意味がなさそうでちゃんと意味があるんだなと感じました。

 

あの紙を入れたままにしておくと、かえって湿気を呼んでしまいカビの原因になってしまうので、必ず取り除いてからしまうようにして、着物をカビから守りましょう!

 

着ることで意識が変わる!

着物の保管方法がわからないと、家にあるだけで高価なものである分なんだか不安になったり、着物に興味がないとついずさんな管理になってしまったりしますよね。

お洋服でも物でもなんでもそうだと思うのですが、よく着る服やよく使う大切なものって保管も自然ときちんとしますよね!この服着ないな~とか、これあまり使わないな~となるといつの間にか引き出しの奥にあったり、どこにあるのかわからなくなったり…

着物も同じで、自分で着るようになると扱いもわかってきたり、価値がわかることで大切にしようと思えたりするのかなと思います。

着ることが何よりの着物のお手入れになりますので、ご自身で着物を着られるように特訓してみるのもひとつの方法です♪都屋では着付けの無料体験教室もありますし、8回で着物の着方をマスターできちゃうので、大掃除で着物を整理したついでにでも、都屋で袖を通して着物を活かしてみませんか?

 

Youtubeでも「ゴムで着る方法」「前結び」をたくさんご紹介しているので、ぜひ見てみて下さいね!

 

 

◇「花いち都屋 着方教室」の詳しい内容はこちら

<美しく、楽しく学べる 花いち都屋の着方教室>

◇講師を務めております、教室の無料体験はこちらからお申し込みください。着物やお道具は無料貸し出しも可能です♪

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私の過去の記事はこちらです。

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