着物と振袖は違うということはなんとなく知っているけれど、具体的にどういった違いがあるのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では振袖と着物のそれぞれの特徴や種類、なぜ成人式に振袖を着るのか詳しく解説します。
どんなシーンで着るのかについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なぜ成人式に振袖を着用するのかについては、こちらの記事でも紹介しています。
どうして成人式に振袖を着るのか?スタッフが自身の実感とともに解説します!
振袖(ふりそで)とは?
振袖、訪問着、留袖、浴衣、袴などの種類の総称を着物といい、振袖は着物の1種です。
未婚女性が振袖を着用するのは古くから行われてきましたが、一般的には明治時代以降から広まったとされています。
ここでは、振袖の特徴について詳しく解説します。
振袖の特徴
色鮮やかな柄と豪華な装飾がされており、振袖と呼ばれる由来ともなっている長い袖が特徴的です。
帯の結び方にもたくさんの種類があり、最近は昔と比べて帯も柔らかく長めに作られています。
袖が長くなった理由は所説ありますが、「厄や悪いものを振り払う」といった意味があると言われています。
女性がひそやかに気持ちを伝えるために、袖の振り方で相手に気持ちを伝える手段でもあったようです。
恋愛の「振る」「振られる」の語源はここからきているんですね。
振袖は未婚女性の第一礼装
まだ結婚していない女性が晴れ着として着る着物で、若い女性の美しさを引き立てるために特別な装いとして選ばれています。
以前は「振袖は20代まで」と言われていましたが、30代で未婚の方も多い現代では振袖を着る年齢も幅広くなってきています。
振袖の柄は慶事向け
礼装である振袖の柄には、慶事向けのおめでたいものが使われています。代表的な模様は桜や梅、牡丹(ぼたん)、菊、竹など日本を代表する花や自然が多いです。
近年では、伝統的な柄に加えて、抽象的な柄も人気があります。例えば、流れる水や雲、幾何学的(きかがくてき)なデザインなどが取り入れられています。
振袖の種類
振袖は袖の長さによって3つのタイプがあります。
袖が長くなるにつれて格式が高くなり、着用シーンも異なります。
①大振袖(おおふりそで)
大振袖は豪華な柄や装飾が施され、華やかで最も格式の高い振袖とされています。
袖丈は非常に長く、地面に着くほどの長さがあります。
結婚式で大振袖を着る場合は、裾(すそ)を引きずるように着付けすることから、「引き振袖」や「お引きずり」と呼ばれています。
②中振袖(ちゅうふりそで)
中振袖は、大振袖よりもやや袖丈が短く、地面には着かない程度の長さです。
柄や装飾は大振袖ほど豪華ではなく、比較的シンプルなデザインが一般的です。
中振袖は、成人式や結婚式などの特別な行事で着用されることが多く、大振袖に比べてカジュアルな印象を与えます。
③小振袖(こふりそで)
小振袖は、振袖の中で最も袖丈が短いタイプです。
袖は手首の位置まで到達し、一般的な着物の袖丈と同様です。
小振袖はカジュアルな場や普段着として着用されることが多く、成人式や結婚式のゲストなどが選ぶことがあります。
振袖の着用シーン
成人式以外では、結婚式にお呼ばれされたときに着用することが多いです。
結納(ゆいのう)や両家顔合わせの際に振袖を着る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
卒業式には袴と合わせたり、入学式、古典舞踊(こてんぶよう)や茶道、花道などの伝統的な文化行事、パーティなどドレスコートがある華やかな場や、新年の初詣など振袖を着用するシーンは数多くあります。
成人式はなぜ振袖を着るの?
成人式にはなぜ振袖を着用するのでしょうか?
先述したとおり、振袖は未婚女性の第一礼装だからです。未婚女性の着物のなかで、一番格式高いのが振袖であるため、成人式では振袖を着るのが主流となっています。
着物とは?
着物とは振袖や訪問着、浴衣などの和服全体を指す言葉です。
以前は衣服全般を指す言葉でしたが、洋服が主流になった現在「日本の伝統的衣服」を「着物」と呼ぶようになりました。
英語でも「kimono」と呼ばれており、世界中で認知されています。
最近ではインターネットで簡単に着物を購入できるようになったことから、若い人を中心に関心が高まりつつあります。
着物の特徴
振袖は袖の長さによって種類が分けられていますが、着物はさまざまなシーンに合わせた種類や格(かく)があります。
それぞれの場で使い分ける必要があるので、失敗しないために事前に調べておくことが重要です。
着物は季節感を表現できることが魅力で、柄だけでなく帯や小物でいろいろなコーディネートを楽しむことができます。
着物の種類と着用シーン
ここでは、振袖を除いた8種類の着物の説明と、その着用シーンについて簡単に解説します。
どんな着物を着ればいいか迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。
打掛(うちかけ)
打掛は格式高い着物で結婚式や披露宴で花嫁が着用します。
小袖の上に打ち掛けるようにして羽織ることから打掛と呼ばれています。
白無垢は小物まですべて白で統一されているのが特徴で、主に挙式で着用されます。
色打掛(いろうちかけ)は披露宴のお色直しで着用される方が多いです。
黒留袖(くろとめそで)・色留袖(いろとめそで)
黒留袖は既婚女性の第一礼装で、黒地の着物で背中と両胸、さらに両袖の後ろにそれぞれ一つずつ家紋(かもん)を入れる「五つ紋」が特徴です。
色留袖は既婚者だけでなく、未婚の女性も着用できます。淡い色で染めたものが多い訪問着に対して、色留袖は色使いがわりとはっきりしています。
訪問着は上半身にも模様がありますが、色留袖は裾部分にのみ模様が入っているのが特徴です。
色留袖は五つ紋を入れると黒留袖と同格になりますので、さまざまな場面で使い分けることができます。
訪問着(ほうもんぎ)
絵羽付け(えばづけ)と呼ばれ、すべての柄がつながるように染められています。
着物の仕立て方は大きく分けて2種類あり、柄のついた反物(はんもの)を着物に仕立てる方法と反物を着物に仕立て上げてから柄をつける方法があります。
訪問着は、未婚・既婚問わず着ることができ、結婚式や結納(ゆいのう)の席といったおめでたい席に着ていくこともできますし、卒業式や入学式、パーティーといった社交的な場面にもぴったりです。
付け下げ(つけさげ)
付け下げとは訪問着に似ていますが、訪問着に次ぐ格で控えめな柄の準礼装です。
訪問着より控えめにしたいときにぴったりな着物です。
色無地
色無地とはシンプルな一色染め、あるいは同色の裾ぼかしがある着物になります。
柄が入っていないのが特徴で、幅広いシーンに使うことができ街着感覚で着たり、お茶やお花のお稽古に着用するのもおすすめです。
小紋(こもん)
小紋は比較的カジュアルな場や日常の装いとして広く着用されています。
柄やデザインが比較的小さく、その名前の通り「小さな紋(柄)」を意味します。
紬(つむぎ)
紬は普段着として着用される着物で、紬糸を織って作られています。
着心地がよく、肌になじむので洋服のように着ることができます。
浴衣(ゆかた)
浴衣は、元々湯上りに着ていた着物で、旅館などの宿泊着にも採用されています。
夏祭りや花火大会で着用したことがある方も多いのではないでしょうか?
正式な場に訪れる場合には略式な装いとされるため、特別な場や格式の高い場には向かないことがありますので注意しましょう。
まとめ
振袖と着物の違いについて解説しましたがいかがだったでしょうか。
着物の種類は多く、着用シーンによって使い分けることがポイントです。
振袖は古来よりお祝いの場で着用され、人生の門出となる成人式にぴったりの装いです。
HANAICHI都屋では、いろいろなテイスト、デザインの振袖を豊富に取り揃えています。
”2回目以降の振袖レンタルが何度でも無料”の特典もあるので、成人式以降に振袖を着る機会がある方には大変お得です。
人生で一度の二十歳の集いを素敵な思い出にできるようサポートさせていただきますので、お気軽に何でもご相談下さいませ♪
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