こんにちは!
振袖専門店HANAICHIの久保田です♪
暑い日が続いておりますが、皆様体調などお変わりないですか?
行動制限がなくなり、花火大会やお祭りも開催されるということで、街中でも浴衣を着ている方を見かけるようになりましたね!
当店の高校生ゆかたプレゼントキャンペーンでも、毎日たくさんのお嬢様方にご来店いただいております!
本当にありがとうございます。
さて、今回のテーマは
“振袖に年齢制限はあるの?”
です。
振袖は「未婚女性の第一礼装」と言われていますが、何故未婚女性だけなのか?
成人式以外でも、20歳を過ぎても、着ても良いのか?
理由や成人式以外の着用シーンも合わせてご紹介していきます!
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なぜ振袖は未婚女性だけなのか?
江戸時代に振袖の袖を振って愛情表現していた
男性に告白や求婚されたときに女性が言葉で返すことははしたないこととされており袖を振って「Yes」「No」を表現していたそうです。
恋愛の「振る」「振られる」という言葉の語源とも言われています。
男性が女性のことを未婚か見分けるため
未婚の男女が人前で気軽に話を出来なかった時代、男性が女性のことを未婚か既婚か見分けるために必要だったようです。
振袖を着る=独身
とアピールする意味があったのです。
振袖に年齢制限はあるの?
結論から述べると厳密な年齢制限はありません。
未婚であれば誰でも着ることができます。
しかし、一般的には20代後半~30代前半までの着用とされています。
20代後半から30代で振袖を着るときは赤やピンクの華やかなものより、深緑や薄い青など落ち着いた色でコーディネートすると、上品さを表現することができます。
半衿を無地にしたり、帯の結び方を立て矢結びからお太鼓結びにするなど工夫を加えると良いでしょう。
また、振袖を着用し始める年齢にも、厳密な決まりはありません。
七五三では7歳で初めて帯を締めます、帯を締められるようになったら振袖を着ることができる年齢になったといえるでしょう。
バツイチでも振袖を着ていい?
こちらも厳密な決まりはありません!
離婚歴があっても、現在未婚であれば着用しても問題ないでしょう。
しかし、自分に結婚歴があることを知っている知人がいるような席では、訪問着などを着用したほうが無難です。
振袖の着用が正しいのか?と疑問に思う人もいる可能性がありますので、周りの目が気になる方は振袖以外の着物を選んだ方が良いでしょう。
振袖の着用ルール
振袖に限らず、和装をする際の注意点は、和装に合った美しい所作、着崩れを起こさない身のこなしです。
洋服のパンツやスカートを履いているときのように大股で歩くと、着物は必ず着崩れしてしまいます。小股ですり足をするように歩くと、歩き姿も美しく、着崩れしにくくなります。
和装らしい身のこなしを意識し、背筋を伸ばして凛々しく振る舞いましょう♪
また、振袖の帯は結び方によって印象がガラッと変わります。
最近では「振袖 帯 結び方 トレンド」などと検索すると可愛い結び方がたくさん出てきますね。
お祝いの席では「喜びが重なる」という意味がある二重太鼓結びという結び方がオススメです。
振袖の種類
本振袖(大振袖)
振袖の中で最も格が高い振袖です。
114cm前後の非常に長い袖が特徴で、袖を引きずる姿は女性らしくとても美しく艶やかです。
婚礼衣装で着用する機会がほとんどですが、最近は身長の高いお嬢様が成人式で着用することもあります。
中振袖
二番目に格式の高い振袖で、約100cmの袖丈、成人式で最も着用されている振袖です。
友人や親族の結婚式、自身の結納、パーティーやお見合いなど、さまざまなフォーマルの場にも着用できます。
小振袖
最も格式の低い振袖です。袖丈の長さは約85cmと非常に短く、二尺袖とも言われます。
こちらは卒業式などで袴と合わせるのが一般的です。
中振袖を合わせることもありますが、小振袖だと若々しく可愛らしく、全体的なバランスも良く仕上がります。
振袖の着用シーン
成人式
成人式は、両親や恩師などへ感謝の気持ちを表現するためにも縁起の良い振袖を着用します。
また、20歳時に結婚していても成人式であれば振袖を着用することができます。
卒業式
卒業式も成人式と同じく、自身の巣立ちや次のステップへという意味を込めて、振袖を着用します。もし卒業式の時点で結婚していても振袖の着用は問題ありません。
結納
結納は、未婚女性として振袖を着ることが出来る最後の機会です。
結婚をして新しい人生を踏み出す心構えとして、最も格式の高い礼装を着用するという意味が込められています。
結婚式
友人や親戚の結婚式に招待されたときは振袖がピッタリです。
第一礼装ですのでフォーマルとしての格式も高く、結婚式も華やかになりますので、新郎新婦など主催側にもとても喜ばれます。
結婚式で振袖着用マナー・注意点
振袖は成人式以外のさまざまな場面で着用できますが、次に多いのが結婚式や披露宴にお呼ばれしたときです。
結婚式での振袖着用には細かなマナーがありますので、しっかりチェックしておきましょう!
①花嫁の衣装とかぶらないように注意
花嫁衣装には、本振袖(大振袖)という婚礼振袖があります。
振袖で参列する際に一番注意しなければならないのが、「花嫁と色や柄が同じになってしまう」ことです。
事前に確認が出来れば良いですが、難しい場合は小物類や帯を控えめなものにしたり地味目な色を選んだりなど配慮が必要です。
白や黒の振袖は避けた方が無難ですが、大きめの柄が入っている場合は問題ありません。
②結婚式での振袖の柄の選び方
花柄
結婚式の時期に合わせた花を選ぶと季節感が出ておしゃれです。
春には桜、冬には梅など、季節の花がデザインされたものが素敵ですね。
古典柄
「御所車」や「扇」など、日本のおめでたい柄(吉祥文様)は結婚式にぴったりです。
「御所車」には幸せが溢れるようにという願いが込められていたり、「扇」には末広がりで開運、繁栄という意味があります。
モダン柄
友人として振袖を着て出席するなら、バラや幾何学模様をあしらったモダン柄がオススメです!
親族と振袖の柄が被る心配も少なく、個性的で華やかな自分らしい装いに♪
必ず季節やおめでたい柄にこだわる必要はありませんが、せっかくですから祝福の気持ちを込めて柄を選びましょう。
また、ラインストーンがついているなど派手な半衿、今風のオシャレな着こなしは格式高い結婚式では避けるのが無難です。
③振袖のランクを花嫁よりも下げる
花嫁衣装で着用する振袖は、ほとんどが本振袖(大振袖)です。
最も格式が高いのが本振袖ですが、花嫁が振袖を着ることがわかっている場合、格を下げた中振袖を着用しましょう。
④アクセサリー類は基本つけない
成人式など自身がメインの場では良いですが、結婚式などフォーマルな場ではアクセサリー類をつけるのはマナー違反になります。
ピアスやネックレス、指輪などは忘れずにはずしておきましょう!
⑤髪型はできるだけシンプルに
華やかな結婚式、主役はもちろん花嫁です。
なるべくシンプルな髪型を心がけましょう。
ただし、ダウンスタイルは基本的に清潔感に欠けるため、マナー違反とされています。ハーフアップにするだけでも良いので、清潔感を意識しましょう!
また、髪飾りはバッグや小物と同じく着用不可な素材があります。
✖️ファー素材
殺生をイメージするため
✖️ブラックパール
年配の方には縁起が悪いと見えることがあるため
⑥振袖以外だと色留袖や訪問着の着用がおすすめ
30代後半、40代、既婚者は色留袖や訪問着の着用がおすすめです。色留袖や訪問着は、未婚・既婚を問わず着用できる格式の高い着物です。
色留袖とは、黒留袖以外の留袖のことを言います。
紋の数が多いほど格式が高いとされており、五つ紋付きなら、黒留袖と同格の格式になります。
結婚式にゲストとして呼ばれて参列する際には、親族が着る黒留袖と同格になってしまう五つ紋は避けなければなりません。三つ紋や一つ紋であれば新郎新婦の親族より格が高くなってしまうことはありませんのでこちらを着用するようにしましょう。
訪問着とは、肩から裾にかけて絵羽模様のある着物です。
年齢や未婚・既婚問わず誰でも着用することができますし、明るい雰囲気も演出できます。
兄弟姉妹などの結婚式、また友人の結婚式やパーティーなどでは、華やかな訪問着で大人の女性の美しさを装いましょう♪
まとめ
振袖の着用に明確な年齢制限はありません!
しかし、30代後半になったら色留袖や訪問着の着用が無難です。
卒業式やパーティーなど自身が主役になるような場であれば、年齢や未婚・既婚問わず振袖を着用できます。
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