こんにちは

HANAICHIの小田です。

今年の夏はとっても暑かったですね。

皆さん、体調を崩したりされていませんか?

まだまだ暑い日が続きそうですが、

これからは食べ物のおいしい季節になります。

おいしいものをたくさん食べて、元気に過ごしましょう!

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今回は、袴用・着物用の上着について説明していきます。

皆さんも、洋服の上にカーディガンやジャケットをきますよね?

着物にも上に羽織るものが存在します。

 

 

《袴の上に羽織る上着》

 

 

〖羽織〗

 

羽織正面

 

羽織横

 

結論から言いますと、袴に一番合うのは羽織です。

羽織は前の衿を折って着ます。前面の真ん中辺りに羽織紐がついています。

その紐を結んで着ます。

元々、紋付羽織袴は男性用の衣裳で、男性の第一礼装とされていました。

ですから、羽織は袴に合うようにつくられています。

しかし、女性の場合、第一礼装が紋付袴ではなく振袖・訪問着・留袖です。

この場合羽織は合わせず、小紋などと合わせて準礼装として着ます。

袴は女性の場合第一礼装ではないので、羽織を合わせても問題ありません。

また、羽織はコートではないので部屋の中で着ていても大丈夫です。

男性のものとして着られていた羽織ですが、江戸時代になると

深川芸者が着はじめました。さらに暖かい、着やすいとの理由から

女性が羽織を着るようになり、呉服屋が女性用の羽織をつくり始めたことが始まりです。

羽織の種類は、長羽織と中羽織とがあります。膝下くらいの長さなら長羽織。

膝より上の比較的短い丈は中羽織と呼ばれます。

羽織の丈は時代のよって流行がありますが、現在は丈の長いものが

流行っているようです。丈が長い分裾を踏みやすいので、室内では

脱いだほうがよいでしょう。

丈の長さでも印象が違います。

丈が短いとカジュアルな印象。丈が長いとフォーマルな印象です。

 

 

〈羽織の季節〉

 

 

レース羽織正面

 

レース羽織横

 

10月から翌年4月頃まで着用できます。

羽裏という裏地の無い単衣の羽織、レース編みなど透けている羽織は

5月~9月頃着ます。

夏の間のホコリよけや冷房が寒すぎる時に便利ですし、

見た目にも涼しそうに見えるのでおしゃれ度がアップします

 

 

〈羽織のマナー〉

 

 

第一礼装ですので、振袖、訪問着、留袖には合わせません。

小紋の着物などに合わせて、準礼装として着るものです。

袴は、第一礼装ではないので、女性の袴に羽織を合わせても構いません。

また、羽織はコートではないので部屋の中での着用が可能です。

長羽織は室内だと屈んだり、座ったりする時に

羽織の裾を踏みやすいため、室内では脱いだほうが良いでしょう。

 

〖道行〗

 

道行正面

 

道行横

 

女性用の和装コートです。

首回りがスクエア状になっているのが特徴で、着物の上から着ます。

本来は着物に合うようにつくられておりますので、

真っすぐな筒状のデザインです。

ですから、裾広がりの袴の上に着ると羽織ほどは合いません。

ですが、大きさや長さによっても違いますので

いろいろと試してみると良いでしょう。

 

 

〈道行の季節〉

 

 

普通道行は、10月からだいたい5月末まで来ますが、

レースなど透け感があるものは、夏前~秋口まで着られます。

ですから、素材などを変えると一年中着ることができます。

 

 

〈道行のマナー〉

 

 

道行は、無地や無地に近い柄であれば、

礼装にも普段着にも着用できる和装用コートです。

ですが、あくまでもコートですので室内では脱ぎましょう。

 

〖和装ショール、ストール〗

 

ストール正面

 

ストール横

 

着物は首回りが開いているため、首元が寒いことがあります。

首回りに巻くショールやストールがあれば暖かいでしょう。

特に寒い日は、ファーのストールも良いでしょう。

今は着物にも洋服にも合うようなものも多く存在します。

大きめのストールがあると、いろいろ使えて便利でしょう。

気軽に羽織れるショールは、カジュアルな印象になります。

 

 

〈和装ショール、ストールの季節

 

 

特に決まりはないので、肌寒いと感じた時に羽織りましょう。

 

 

〈和装ショール、ストールのマナー〉

 

 

ショールはカジュアルに着るものなので、

普段着の着物の場合、そこまで素材にこだわることはないでしょう。

パーティーの時はベルベット素材のショールだと華やかな印象になります。

ショールは洋装でも室内では外しますので、和装でも室内では脱ぎましょう。

 

〖道中着〗

 

道中着正面

 

道中着横

 

名前の由来は、『旅の道中に着る』ところからきているようです。

衿まわりが着物のようになっている和装用コートです。

 

 

〈道中着の季節〉

 

 

着物だけだと肌寒い時期に着用するものです。

レースなど透け感があるものは、羽織同様に夏前~秋口まで着用できます。

 

 

〈道中着のマナー〉

 

 

和装用コートですが、道行と違い普段着用となります。

道行やショールと同様に、室内では脱ぎましょう。

 

〖和装コート〗

 

和装コート正面

 

和装コート横

 

洋服のコートと同じ素材で作られることが多いですが、

着物に合わせて衿まわりや袖まわりが比較的ゆったりと作られています。

採寸上、背中まわりや身幅と帯があることを前提で作られていますので、

ゆったりと着ることができます。丈も長めにできています。

 

 

〈和装コートの季節〉

 

 

特に寒い冬や寒がりの人にはピッタリです。

 

 

〈和装コートのマナー〉

 

 

防寒用のコートなので、室内では脱ぎましょう。

 

〖ケープ・ポンチョ〗

 

ポンチョ正面

 

ポンチョ横

 

ケープ・ポンチョは洋服用でも袖が無いので着物にも使えます。

カジュアルで、かわいらしい印象になります。

ですから、カジュアルでしかわからない楽しみ方を味わえます。

 

 

〈ケープ・ポンチョの季節〉

 

 

和装コートを着るほどではないが、肌寒いときに着ることができます。

 

 

〈ケープ・ポンチョのマナー〉

 

 

あくまでもカジュアルなので普段着の着物の上から着るものです。

ケープやポンチョは袖も、裾も広がっているので、袴にも合わせやすいですね。

ベルベット地のケープやポンチョだと高級感がアップして

オシャレに着こなせます。

ですが、こちらも室内では脱ぎましょう。

 

〖雨コート〗

 

雨コート正面

 

雨コート横

 

着物をすっぽり覆うくらい長い丈の、着物用レインコートです。

生地は絹や化繊など様々ですが、生地に撥水加工をし、

雨を弾くようにしているコートです。

衿やデザインも様々です。衿は道行風・道中着風にちょっと変わった衿元の物。

全体のシルエットもケープ風のものなどいろいろです。

また、一部式のもの・二部式のものもあります。

一部式は主に自分の丈に誂えてもらうものですので、ちょうどいいサイズで

着ることができます。ですから、リユース品や譲り受けたものの場合は、

着物の裾が濡れないように、着物がみえないくらいの丈を選ぶか、

お直しが必要になります。

でないと、裾が濡れてしまいます。

二部式は上下がセパレートで別れているので、丈の調節が可能です。

ですので、気軽に着ることができます。

二部式なら仕立て上がりの物でも、気軽に利用出来そうですね。

 

 

〈雨コートの季節〉

 

 

雨が降っていれば季節は問いません。

最近の二部式の雨コートは折りたたんで付属のポーチに収納し

持ち運べるものもありますので、梅雨の時期は重宝します。

 

 

〈雨コートのマナー〉

 

 

雨コートのまま室内に上がると、水滴がこぼれてしまいます。

そのままでは、床も着物も濡らしてしまいますので、

タオルで水滴を拭って、室内では雨コートを脱ぎましょう。

雨の日には、タオル・予備の足袋と濡れたのを入れるビニール袋などを

用意しておくと安心でしょう。

 

《袴に合わせる上着に決まりはない》

 

〖和装の上着がない場合〗

 

袴の上にはこれを着なければならない、

と決まった物がある訳ではありません。

和装用の上着がない場合には、洋装用のケープやポンチョ

大判ストールを巻いて代用することができます。

購入する場合は、洋服用のポンチョやショール・大判のストールなどを

購入した方が、後に活用しやすいでしょう。

ご自身で和装用の上着を持っていない方でも、お母さまやお祖母様など、

ご家族の方でもっている方もいらっしゃるでしょう。

一度伺ってみてはどうでしょうか。

 

〖袴と上着のコーディネートの注意点〗

 

袴は、着物と違い裾が広がっているので、

羽織以外の上着は、合わない場合があります。

 

 

〈袖の長さに注意〉

 

 

卒業後の袴の着物(=小振袖・中振袖)は、

一般的な羽織や道行の袂の袖の長さとは違います。

着物の袖のほうが長い場合は袖を折って、羽織の中に入れる事で

利用することができます。

あまりにも袂がごわついてしまう場合は

羽織や道行の着用は諦めた方がいいかもしれません。

ですから、事前にいろいろ試してみると良いでしょう。

袖の長さを考えなくてもいいのは、ストールやポンチョですので、

気軽に羽織れます。

 

《まとめ》

 

ここまで、着物の上着を中心に袴の上に羽織るものを紹介してきました。

通常、お袴をお店でレンタルする場合、セット内に上着は入りません。

HANAICHIでも、袴のレンタルに上着はついていません。

ほとんどの方が、袴の上の何も羽織らない事が多いです。

ですが、着物を着るときは一般的に塵除け・あるいは防寒のために何かを羽織ります。

それを踏まえますと、お手元に大判のストールなどを羽織っていただくと

充分塵除けや防寒の役目を果たしてくれます。

 

 

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