振袖柄に込められた意味を知ろう!【成人式前撮り・後撮り】@Studio amip

2024年5月5日

 

こんにちは!

 

Studio amip(スタジオアミプ)です。

 

前回は体型別の振袖選びについてでした!

 

詳しくはこちらから

 

“体型別振袖選びのコツ” あなただけの運命の一着を見つけよう!【2024年・2025年・2026年成人の方必見】@Studio amip

 

 

今回は振袖(ふりそで)の柄についてのお話です。

 

成人式など晴れの日に着用する振袖。

 

おめでたい日にふさわしい縁起の良い意味が込められている模様が描かれています。

すでにお振袖を決めた方も、これからお好みの振袖を探す方も参考になれば幸いです。

 

 


 

 

~豆知識~

 

<絵羽模様(えばもよう)>

 

振袖絵羽模様

 

振袖に採用されている模様は<絵羽模様>といって、縫い目にまたがって模様付けされており、着物を広げたときに1枚の絵画のように見えるのが特徴です。

 

これは仮仕立ての段階で下絵が描かれており、その下絵に沿って染められているためです。

 

パーツごとに柄を模様を合わせていく過程には、高い技術と手間を要するため、振袖の他にも留袖(とめそで)や、訪問着(ほうもんぎ)など格式高い着物に採用されています。

 

 


 

 

本日ご紹介するラインナップはこちら

 

■文様(もんよう)編

■花編

 

<牡丹・蝶々・手毬・鶴編>はこちらからチェック♡

 

 

振袖に込められた意味とは

 

 

■文様編■

 

 

①吉祥文様(きっしょうもんよう)

 

 

吉祥文様は縁起が良いとされている動植物を描いた文様の総称です。

子孫繁栄や長寿を意味するおめでたい柄なのでお祝いの席にぴったりの文様といえます。

身近なものですと市松文様(いちまつもんよう)、松竹梅(しょうちくばい)が代表的な吉祥文様です。

 

 

松竹梅

 

 

振袖柄松竹梅

 

3つとも寒さに耐える力があることから〈歳寒三友(さいかんのさんゆう)〉と呼ばれ、強さを象徴とする縁起物です。

 
 

『松』

 

松といえばお正月に門松として飾られているようにおめでたいイメージが皆さんあるのではないでしょうか。

古来から松は神様が宿るとされてきました。

松は千年もの寿命があり、一年中枯れることなく、冬の間も緑の葉を茂らしていることから≪長寿や生命の象徴≫とされています。

 
 

 

『竹』

 

 

松と同じように一年中緑を保って雪の中でも根を力強く張り、まっすぐ育つ竹。三か月ほどで親と同じくらいの高さまで大きくなることから≪成長や子孫繫栄の象徴≫とされています。

 

 

『梅』

 

 

梅は厳しい寒さの中でもつぼみをつけ、どの花よりも先に美しい花を咲かせ、一番に春を知らせてくれることから≪逆境に耐える忍耐力や女性の強さ≫を表しています。

 

 

②有職文様(ゆうそくもんよう)

 

 

円や曲線、六角形などの図形を中心に構成されてます。

中国から日本に伝わり、古来から格式高い文様として用いられてきました。

七宝(しっぽう)や卒業袴で定番の矢羽根(やばね)や矢絣(やがすり)なども有職文様です。

 

 

七宝

 

 

七宝柄

 

七宝はその名の通り、七つの宝を指します。

 

仏教の言葉で「金・銀・玻璃(はり)・瑠璃(るり)・瑪瑙(めのう)・珊瑚(さんご)・しゃこ」を指しています。

 

七宝は円が重なり、永遠に続いていくように描かれていることから、≪縁が途切れない≫ことや≪子孫繫栄≫(しそんはんえい)の意味が込められています。

 

人と人とのつながりは七宝と同様に価値があることを意味しています。

 

 

亀甲(きっこう)

 

 

正方形が上下左右に並ぶ幾何学模様(きかがくもよう)。

 

亀の甲羅(こうら)に由来する柄で鶴と同じように長寿の象徴とされています。

 

 

■花編■

 

 

①桜

 

振袖桜柄

 

日本の象徴ともいえる花、〈桜〉

振袖の柄に多く描かれている人気の花のひとつです。

 

春に一斉に花を咲かせることから、≪門出(かどで)≫や≪繁栄≫≪豊かさ≫を意味し、縁起の良いものごとの始まりを意味しているといわれています。

 

 

②百合(ゆり)

 

 

振袖百合柄

 

 

大きな花びらが華やかで美しい百合。

 

 

「立てば芍薬(しゃくやく) 座れば牡丹(ぼたん) 歩く姿は百合の花」ということわざにもあるように、女性の美しい姿や立ち振る舞いをたとえるときにも登場する花です。

 

 

実は、百合は色によって込められている意味が異なる花のひとつです。

 

 

白:「純潔(じゅんけつ)」「無垢(むく)」「高貴」

黄:「甘美(かんび)」「陽気(ようき)」

オレンジ:「華麗」「愉快」

 

 

③菊

 

 

振袖菊柄

 

 

菊は昔から邪気(じゃき)を払い、延命効果があるとして縁起の良い花とされており、不老不死を意味する吉祥文様(きっしょうもんよう)のひとつです。

皇室の菊の御紋や、パスポートの紋章(もんしょう)にも使用されている菊。

なんとなく高貴(こうき)、上品なイメージがあるのではないでしょうか。

その通り≪長寿≫だけでなく、≪高貴さ≫の意味も込められています。

 

 

④椿(つばき)

 

 

寒い冬でも葉を落とさず、春に花を咲かせる椿は昔から縁起の良い木とされ、≪永遠の美≫≪気取らない美しさ≫といった意味が込められています。

また、厄を寄せ付けない力があるとされており、魔除けの木と信じられていたことから≪厄除け(やくよけ)≫の意味も込められているそうです。

 

 

⑤薔薇(ばら)

 

振袖バラ柄

 

 

洋柄の振袖に多く使われている薔薇。

 

女性らしい魅力や美しさ、優美な雰囲気を引き出してくれます。

薔薇も百合と同じように、色によって込められている意味が異なる花です。

 

 

赤:「美」「情熱」

ピンク:「上品」「気品」

白:「純潔(じゅんけつ」「清純(せいじゅん)」

青:「奇跡」「不可能なことを成し遂げる」

オレンジ:「無邪気(むじゃき)」「魅惑(みわく)」

紫:「気品」「高貴」

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

今回は振袖に描かれた文様や花に込められた意味についてでした。

 

 

振袖前撮り撮影

 

 

一生に一度の成人式。

 

新しい門出に選ぶ振袖に、想いを込めて選ぶのも素敵ではないでしょうか。

皆様の振袖選びの参考になれば幸いです。

 

 


 

 

 

一生に一度のご記念に。


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