これまでもママ振袖についていろいろなブログを書かせていただきましたが、
ママ振袖に限らず、お姉様から譲り受ける振袖、ご親戚から譲り受ける振袖など
様々な形があると思います。
色んな歴史や思いが詰まって継承される振袖をこれから成人式で着たい!と思ったら、
ぜひこのブログを思い出して頂ければ幸いです。
これまでのリメイクコーディネートなども他のブログからご覧いただけますので、
ぜひご参照くださいませ。
譲り受けた振袖は着られる?まず確認すべきポイント

成人式や結婚式など、特別な場で着る振袖(ふりそで)。
最近では「お母さんや親戚から譲り受けた振袖を着たい」と考える方が増えています。
大切な人の思いが込められた振袖は、まとうだけで特別な気持ちになれるもの。
でも、いざ着ようと思ったとき、「サイズは合う?」「古い柄でも大丈夫?」と、不安がよぎることもありますよね。
まず、譲り受けた振袖を着られるかどうかを判断するためには、以下の3つのポイントを確認しましょう。
1.サイズは合っているか?
振袖は基本的に寸法を調整することである程度の体型差に対応できますが、
大幅なサイズ違いだと難しいことも。
特に「身丈(みたけ)」「裄(ゆき)」「袖丈(そでたけ)」は重要です。
身丈(みたけ) | 着物の肩から裾までの長さで、身長に大きく関係 |
裄(ゆき) | 首の後ろの中心から肩を通って手首までの長さで、腕の長さに合っていないと不格好になってしまう |
袖丈(そでたけ) | 袖の縦の長さのこと。振袖ならではの特徴でもある「長い袖」の長さですが、極端に違うと全体のバランスに影響する |
身長が極端に違うと着姿に影響が出るため、一度きもの専門店や着付け師さんに相談すると安心です。
身長がほとんど変わらない場合も、お嬢様の方が腕が長い場合などもありますので、
必ず早めに確認するようにしましょう。
2. 状態に問題はないか?
長年しまわれていた着物には、シミやカビ、変色が出ていることがあります。
表地だけでなく、八掛(はっかけ)や胴裏(どううら)といった裏地までしっかりチェックをしましょう。
八掛(はっかけ) | 裾や袖の裏に付けられた裏地で、着物の動きや見え方に影響します。 |
胴裏(どううら) | 着物の上半身の裏側に使われている白い裏地のこと。 長期保管中に変色やカビが出やすい部分です。 |
汚れがひどい場合は丸洗いやしみ抜きが必要になることもあるので、早めの確認をおすすめします。
丸洗い(まるあらい) | 着物を解かずにそのままドライクリーニングにかける専門的なクリーニング方法 |
3. 柄や色合いに古さを感じないか?
昔の振袖は、現在のものとは柄の大きさや色のトーンが異なることがあります。
でも、「レトロ可愛い」として今また注目されているデザインも多いんですよ。
合わせる帯や小物を工夫することで、ぐっと現代的な着こなしになります。
このように、いくつかのチェックポイントを押さえれば、譲り受けた振袖を今の時代にも素敵に着こなすことができます。
家族の想いをまとう——譲り受けた振袖を着るメリット

譲り受けた振袖には、ただ「着物を着る」以上の価値があります。
ここでは、譲り受けた振袖を着ることの主なメリットを3つご紹介します。
1. 思い出が詰まった一着を受け継げる
お母さんやおばあちゃんが成人式で着た振袖を自分が着る――
そんな時間を超えたつながりは、なんとも言えない感動があります。
昔の写真と見比べながら「お母さんもこの着物を着たんだな」と思えるのは、譲り受けた振袖ならではの特権です。
またお母さんやおばあちゃん、親戚の方、姉妹など、
これまでその振袖を着てきた側にも次世代へ譲り渡すことへのたくさんの思いが詰まった一着ではないでしょか。
2. 経済的な負担を抑えられる
新品の振袖を購入したり、レンタルしたりすると、平均で数十万円の費用がかかることも。
その点、譲り受けた振袖なら基本的には着物代が不要。
必要な場合は、クリーニングや小物の購入だけで済むため、かなりの節約になります。
振袖に掛ける費用が抑えられる分、この先一生残る写真をたくさん残すこともできます。
先述したように、保存状態が良くなくカビやシミがある場合、
時間が経ちすぎているものは完全に拭い切れないものもあります。
まずは思いやコスト、着物の状態などどこを優先していくのか考えてみるといいかもしれません。
3. 環境にもやさしい選択
最近よく聞く「サステナブル」って、ちょっと難しそうに感じるかもしれませんが
、簡単に言うと 「地球や人にやさしい、長く続けられる考え方や行動」のことです。
たとえば、新しいものを次々に買うのではなく、今あるものを大切に使うこともサステナブルな選択です。
お母さんや親戚の振袖を譲り受けて着ることは、まさにその一つ。
ちょっと昔は「古いものより新しいものがいい」と思われがちでしたが、
今は「あるものを大切に使う」「思いを引き継ぐ」ことのほうが、かっこいいとされる時代になっています。
「サステナブル」や「エコ」という価値観が注目される今、すでにあるものを大切に使うという考え方は時代に合っています。
振袖をリユースすることで、大量生産・大量消費とは違った意味ある選択ができるのです。
さらに、周囲の大人たちからも「あなたがこの振袖を着てくれてうれしい」と言ってもらえることも多く、
家族の絆を深めるきっかけにもなります。
注意したい!譲り受けた振袖のデメリットと対処法

素敵な思い出が詰まった振袖ですが、実際に着るにはいくつか注意点もあります。
ここではデメリットと、それにどう対処すればよいかを見ていきましょう。
1. 時代を感じさせるデザイン
現代では着物も伝統的な枠に囚われない、ファッション性の高いコーディネートで
楽しむことができる時代になってきましたが、
お母様世代やおばあちゃん世代では、第一礼装である振袖には今よりも伝統的な着こなしに
意識が高かった時代を経てきています。
もし「ちょっと古い印象かも…」と感じてもっと今の自分らしいコーディネートを楽しみたいときは、
帯や重ね衿、バッグなどの小物を現代風のアイテムに変えるだけで、見違えるようにおしゃれになります。
最近では、レトロとモダンをミックスしたコーディネートが人気なので、思い切って個性を出すのもおすすめです。
2. サイズが合わない場合の調整が必要
丈が長すぎる、短すぎる、裄が短いといった場合は、お直し(仕立て直し)や補正で対応できるケースが多いです。
着物には、「内上げ(うちあげ)」という見えない工夫がされています。
これは、あとからサイズを直せるように布を折り込んで縫ってある部分のことを指します。
たとえば、お母さんが10代の頃に着ていた振袖。
今の自分とは身長も体型も違うかもしれません。
でも、その着物の内上げがしっかり残っていれば、縫い目をほどいて布をのばすことで、
自分の体に合わせてサイズを広げることができるんです。
逆に、今のサイズに合わないときは、少し縫い込んで調整することもできます。
つまり、内上げは着物にとっての“成長の余白”みたいなもの。
この仕組みがあるからこそ、着物は「受け継いで着られる衣装」として何十年も大切にされてきたんですね。
ただし、お直しには時間と費用がかかることも。
着る予定が決まったら、なるべく早く着物店で相談しましょう。
昔は、余分な生地を内上げに入れる前にある程度の長さで切ってしまっている物もあり
想定しているサイズに直せない場合もあるので、合わせて相談しましょう。
3. 傷みやシミがある可能性
保管状態によっては、カビ臭さやシミが黄変してしまっている場合も。
これらはプロによるメンテナンスである程度改善できます。
着物専門店等に相談し、丸洗い・しみ抜き・仕立て直しなどを依頼しましょう。
もちろん中には完全には直し切れないものや、直せても費用がかさんでしまう場合もありますが、
これらの問題点は、どれも「プロに相談する」ことで解決の道が開けます。
着付け師や呉服店、和装スタイリストなどに気軽に相談してみてくださいね。
またこの先、いつか誰かにその振袖を受け継ぐことも考えて、
着用後はしっかりとお手入れをしてから、保管するよう心掛けたいものですね。
まとめ:譲り受けた振袖は、あなただけの宝物に
振袖は、一生の中でも限られた特別な場面でしか袖を通すことのない、とても高価で大切な衣装です。
だからこそ、「自分で新調するよりも、お母さんやおばあちゃん、親戚が大切にしてきたものを、もう一度美しく着たい」――
そんな想いを抱くのは、ごく自然で素敵なことです。
長い時を経て受け継がれた振袖には、その家族だけの思い出や、着ていた人の気持ちが込められています。
最初は「古いかな?」「今の自分に似合うかな?」と不安になることもあるかもしれません。
でも、今の自分に合ったサイズにお直しをしたり、帯や小物を現代風にコーディネートしたりすることで、
その振袖は“自分らしく”生まれ変わります。
何より、誰かの記憶が宿る着物をまとうことは、
自分ひとりでは得られない深い魅力や、内面の輝きを引き出してくれます。
それは、見た目だけでなく、心から晴れやかになれる装いです。
もし、今あなたのそばに譲り受けた振袖があるのなら――
それは単なる「着物」ではなく、**あなたにしか袖を通せない“特別な一着”**なのかもしれません。
その振袖が、これからのあなたの人生の節目に、心強く寄り添ってくれる存在になることを願っています。
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Studio amipでは、振袖での前撮り・後撮り撮影を行っております。
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