茶道と華道 楽しいカルチャー教室@花いち都屋着付け教室講師 伊藤昌子

2022年4月4日

長かった冬もようやく終わりましたね。
皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
私も札幌に移り住んで40年近くになりますが、このような大雪と交通麻痺は、初めての経験のような気が致します。
バスがストップしたので、地下鉄から自宅まで25分かけて、道がないので車道を歩いて帰りました。着物にブーツで吹雪の中歩くのは辛かったです。
お客様で地下鉄まで2時間歩かれた!という強者もいらっしゃいました。
こうなると、春が来たら、ウキウキとお出かけしたくなりますね。

 

2月24日、お店でおひな祭りの会を開催いたしました。
初の試みで、書道華道日舞と、それぞれの体験会を行いましたが、大好評でした。

 

 

その時に、桜餅とお抹茶のおもてなしをしたのですが、お茶の先生が不在だったので
私達スタッフでお茶を点てて飲んで頂きました。人間、やれば出来るものですね‼

 

 

茶道教室では

 

前回、日舞教室の話などを、分からないながら書きました。
今回は茶道教室華道教室のことを書いてみようと思います。
思えば、もう5、6年くらい前になるかしら、都屋で茶道のお教室をしてみたいということで、お客様であった今の先生にお願いして手探りで始めました。
準備と後始末が大変なんだ!と実感したことを今でも覚えています。
今では、表千家と裏千家のお教室を月に一回ですが開講しております。

 

3月、本店で京都展を開催しました。
千利休の黒楽茶碗とか、お棗(なつめ)、小袖などが展示され、お客様に喜んで頂きました。
そこで私も、「利休にたずねよ」を読んでみました。
まあ、小説ですので、史実とは違うのかもしれませんが、とっても面白かったです。
本来の茶の湯というのは、男のもの(武士のもの?)であった事が分かりました。
戦国時代に戦いに疲れたお侍さんが、一服のお茶を点てて、飲んで癒されたと、そして、重要な話をする場であったらしいです。
豊臣秀吉が赤楽茶碗を好み、黄金の茶室を作ったのに対し、利休は黒楽茶碗を好み四畳半から二畳、一畳半とどんどん狭い茶室を作り、詫び寂びの世界に入っていったのですね‼

 

先日、YouTubeでヨーロッパの古城に住むお嬢様の映像を観ました。
贅沢な作りで素晴らしい!と思いましたが、自分がだんだん年を取ったせいか、人間起きて半畳寝て一畳!利休の世界に近づいた!のかしら!((笑)狭い場所が落ち着く気がいたします。

 

何人かの、お茶のお稽古をしているお客様に「茶道の魅力はなんでしょうか?」と尋ねてみました。

 

① 長年、お稽古をしている70代のお客様

お茶は静の世界。珈琲を入れるのは動。
お点前をして無になれること。
忙しい人ほどすると良いですよ。

 

② うちの表千家の先生

人との関わり。人間関係。
文化に触れられる。

 

③ 一緒にお稽古している同世代のお客様

がさつな私が少しでも優雅になれる気がします。
日本の良い物を味わうことができる。

 

④ 同じく70代のお客様

非日常ですよ。お点前して心の中では焦っているのですが…
ゆったりと出来て、本当にありがたいです。

 

⑤ 新しく入会された60代のお客様

学ぶ楽しさ!一言につきます。

 

⑥ 80代ベテランのお客様

奥が深く茶室での和やかで美しい所作が魅力でしょうか。

 

うーっ‼深い‼深すぎる...
確かにただ一服のお茶を飲むことで、心が落ち着き、日常から切り離された時間を過ごすことができますよね。
そして、ポリフェノールたっぷりで、ゆっくりと口に含むと殺菌作用もあり、あらゆるウイルスに効果があるそうです。
まさに、今の時代にピッタリですね。

 

それと、作法を学びながら、お着物も着られる!
その魅力が男性のものから女性のものへと、変わっていったのかもしれませんね?

 

お茶のモチーフは季節感と慶弔という、目に見えるモチーフと、伝統的権威という隠れたモチーフがあるそうです。
秋には紅葉を読んだ歌の掛軸を床の間にかけ、春には桜の柄の茶碗を使い、追悼の茶会には泪という名の茶杓を使う。このような道具を使いこなすには「勉強」が必要になります。
お花も書も器のことも、総合文化といわれる、奥の深い世界なのですね。

 

月に一回ですが、ゆっくりお茶を飲むことで、癒される自分を感じるこの頃です。

 

 

 

 

 

 

華道教室では

 

次に華道ですが、こちらは、昨年から始めたばかりで、何が何だかサッパリ分かりませんでした。
日本のお稽古事というのは、茶道もそうですが、有無を言わさず、形から入ることが多いのですが、好きに生けて良いのですよ!と、言われて戸惑いました。
「自由花」と言って、自由に生けるそうです。
どうして良いか、さっぱり分からず、毎月一回、見よう見まねでやっております。

 

何度も話しますが、私は超のつく不器用で、お花を切ること、特に木の枝、桜とかネコヤナギの縦に切れ目を入れてから、剣山に指すのが、上手くいかないんです。
木の枝と、お花のコントラストが何とも言えず素敵なんですよね!
先生に手直ししていただくと、見違えるようになります。

 

我が家は、今まで、鉢植えを飾っても、花束をもらっても、必ず枯らす‼という、お花の育たない家だと思い込んでいました。
ところが、お教室の後に自宅に持ち帰ったお花を自分流に生けると、次の日、花が開いたんですよ!   超、感動しました❣
ささくれている心がしみじみと温かくなって、癒されました。

 

 

 

 

 

今では、月に一回のお稽古が本当に楽しみです。
先生とお稽古しているお客様と、華道展にも行ってみました。
先生の解説付きだと、なるほど!分かりやすく、見る目も出てきた気がして、とっても楽しかったです。

 

 

 

 

お休みの日は、花をめでながら、お茶を一服…
今の所、たまっている家事などで、終わってしまう休日ですが…理想像です。
お道具も少し分けて頂いたし、実行しましょう。

 

 

 

皆様も是非一度、ご体験にいらしてくださいね。
お茶にお花に、ちょっとだけ触れたい…初めてでも不器用でも大丈夫です‼
先生が素晴らしいので、しっかり好きにさせてくださいます。
さて、四月です。何を始めましょうか?!
お着物で遊ぶと楽しいですよ❣

 

次回は私の鬼門、コンプレックスであります、書道教室についてですよね。(汗)
まだまだ、楽しい話しは続きます…

 

 

花いち都屋では、今回ご紹介した「カルチャー教室」の他にも「前結び着物着付教室」を開講しております。

着付を覚えて、カルチャー教室に通えばもっと日本の文化が身近に素敵に感じられると思いますよ♡「前結び着付教室」は無料体験教室もございますし、帯結びだけを一時間程度で体験できる「前結び体験会」も開催中です!帯結びのオンラインレッスンも行っておりますので、ぜひ気軽にご参加・ご予約ください♫

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