皆様こんにちわ!いつもブログを読んで頂きありがとうございます。2023年もあと2週間で終わりです。今年も早かったー(;´Д`)1年何やってたんだろうと振り返る…。まあ、色々ありましたが1年間病気もせず元気に着物ライフを楽しめたことを感謝したいと思います(´V`)♪
前回、着物の寸法直しのことなどを書きましたが今回はがんこにしっかり付いてしまった衿山や袖口の皮脂汚れの対処の仕方をお話ししたいと思います。
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着物の衿山が汚れたときの対処方法
1~2回しか着用していないのに衿が汚れてしまったんです…。と丸洗いに持ってくるお客様が多数いらっしゃいます。丸洗いで落ちると良いのですが、「しみ抜き対応」となるケースがよくあります。
1~2回しか着用してないんです…。といってもその1~2回が最近のことでしたら「しみ抜き」対応で大丈夫ですが、何年も前の1~2回の着用となると、落ちるはずの汚れも年数を経過して落ちない汚れになってしまったことは多々ありますよね。
何年も経ってても汚れが落ちてくれれば良いですが、「色ヤケもあるのでもう落ちません」と言われるとがっくりしてしまいます。衿山部分だけが問題であと全体はきれいですから。
衿山は折って着用するので柄や色目の感じで目立たないから「まあ、いいかな~」で、着用を続けるのは良いと思います。色が白っぽいと折っても黄ばみが目立ってしまう時は、衿のお直しをすることができます。⇒本衿のきれいな部分を新しく掛衿として使い、色ヤケしてしまった掛衿は半分に裁断した本衿の残りと接ぎます。接ぎ目は掛衿の中に入りますのでわかりません。するときれいな掛衿ができます。問題解決です。ですが…この場合、訪問着など掛衿にも柄がつながっている掛衿になると対処は厳しいです。
着物の袖口や襦袢の袖口が汚れたときの対処方法
●単衣の着物の袖口
●袷の着物の袖口布
●襦袢の袖口
このような箇所は汚れますよねーー!!毎日シャワーなりお風呂入ってても汚れるんです…。皮脂汚れはガードしいても、まめに丸洗いやしみ抜きしていても気づいたら落ちない汚れになっていることが普通におこります。
このような時は…?
●袷の着物の袖口布
袖袘の汚れた部分を切って、袖口布を縫い付け直すことで問題解決です。
●単衣の着物・襦袢の袖口
単衣の着物や襦袢の袖口は袘がないので、袖口だった方を袖付側に変えることで、汚れていた袖口部分は袖付縫代の中に入ってしまうので見えません。問題解決です。
…ですが、やはり単衣の訪問着や付下げなど柄付が決まっているお着物は厳しい時もありますが、袖口の汚れ部分を1分程中へ折込むときれいな部分が袖口となり、1分程袖付け側が出てきても柄合わせに違和感は感じないと思います。(主観です…)
襦袢の衿ぐりの汚れの対処方法
襦袢の衿ぐりの皮脂汚れ…着物の衿山や袖口などに比べれると、外から見えない部分なので気にならないのかもしれませんが結構この部分もガンコな皮脂汚れになること多いです。
見えない部分なのでわざわざしみ抜きすることは無いと思いますが…なかなかの汚れになっている方……なかなかいらっしゃいます…。この場合は仕立て直しになってしまいますが…(;´Д`)、後身頃を前身頃に変えることによって前身頃の縫代だったきれいな部分が衿ぐりになります。
衿ぐりの汚れが気になるので仕立て直しを…の頃になると着用回数もかなりの回数と思います…ので、きっとお尻や脇の目割けもあると思います。仕立直しをするついでに背縫い・脇縫いの線を少しずらして、新しい部分を背縫い・脇縫いとすることで新しい1枚が仕立て上がります。
外からは見えない襦袢にそこまでのお直しは…とお考えの方もいると思います。そこまでお直しするよりも新しい反物から1枚を…。そういうお声もありますよね。私は元仕立屋ですので…お直しが出来るならお直しして着用…と、考えてしまいますが、新しい反物から1枚♪のお声は嬉しいお声です。
お直しも新しい反物も都屋は元気に全力で対応致しますのでいつでもお問合せ下さいませ(*^ヮ^*)
(襦袢…外から見えないから自分で直してみたい方、都屋和裁教室へお問合せ下さいませ)
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