趣味の着物
2026年2月24日

お子様の卒業式や入学式は、ご家族にとってかけがえのない大切な節目ですね。そんな特別な日、お母様が凛とした着物姿で出席されると、式典の空気はより一層華やぎ、お子様にとっても一生の思い出に残る素敵な一日になります。

しかし、「着物を着てみたいけれど、ルールが難しそう…」「マナー違反にならないか不安」と一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。 今回は、着物初心者のお母様でも安心して当日を迎えられるよう、「格式・色選び・寒さ対策」の3つのポイントに絞って、分かりやすく解説します。

1. どっちを選ぶ?「訪問着」と「色無地」の違い

卒業式や入学式の主役はお子様ですが、お母様は「付き添い」として、その場にふさわしい「準礼装(じゅんれいそう)」という格の着物を選びます。定番は「訪問着」と「色無地」の2種類です。

華やかにお祝いしたいなら
「訪問着(ほうもんぎ)」

肩から裾にかけて、まるで一枚の絵のように柄がつながっているのが特徴です。お祝いの席にふさわしい華やかさがあり、写真映えも抜群です。

訪問着姿の女性
色無地の女性

品よく控えめに装うなら
「色無地(いろむじ)」

一色で染められた柄のない着物ですが、生地自体に光沢のある模様(地紋)が入っているものが多く、シンプルながらも非常に上品な印象を与えます。背中に「紋」を入れることで格が上がり、よりフォーマルな場にも自信を持って出席できます。

2. 式典に合わせた「色」と「帯」のコーディネート

「卒業式」と「入学式」では、会場の雰囲気が少し異なります。それぞれのシーンに合わせた色選びが、おしゃれ上級者への近道です。

【卒業式】は「感謝と厳粛」をテーマに

お世話になった先生や友人とのお別れの場である卒業式は、少し落ち着いたトーンが馴染みます。

おすすめ色: 濃紺、グレー、ベージュ、深みのある紫など。

引き締まった色合いは、大人の女性としての知性と落ち着きを演出してくれます。

【入学式】は「希望と春」をテーマに

新しい門出を祝う入学式は、春の光に映える明るい色合いがおすすめです。

おすすめ色: 淡いピンク、クリーム、藤色、水色など。

優しく柔らかな色は、周囲に安心感を与え、お祝いの喜びを表現するのにぴったりです。

また、合わせる帯は「袋帯(ふくろおび)」が基本。
おめでたいことが重なるようにと願う「二重太鼓(にじゅうだいこ)」という結び方で、品格を添えましょう。

3. 当日を快適に過ごすための「3つの準備」

着物姿を完璧にするのは、見た目だけではありません。当日の「安心」を作るためのポイントです。

徹底した防寒対策


3月・4月の体育館は、想像以上に底冷えします。着物の下に首元の開いた薄手の保温肌着(ヒートテックなど)を着込んだり、足元には「足袋インナー」を重ねたりするのがプロの知恵。さらに、移動用の道行コートや大判のショールがあれば完璧です。

小物の最終チェック


バッグは小ぶりなものを、草履は長時間履いても疲れにくいものを選びましょう。髪型はスッキリとしたまとめ髪にすると、着物の襟元が美しく見え、清潔感がアップします。

エレガントな立ち居振る舞い

着物を着たら、いつもより「歩幅は小さく」「背筋を伸ばして」を意識するだけで、見違えるほど素敵に見えます。椅子に座る際は、裾が乱れないよう手で軽く整えてから腰を下ろすと、着崩れも防げますよ。

    結びに:都屋があなたの「着物デビュー」を支えます

    卒業式や入学式の主役はお子様ですが、お母様が心を込めて装うことは、お子様への最高のお祝いのメッセージでもあります。「都屋」では、訪問着や色無地の販売はもちろん、初めての方でも安心な着付けサービスや小物のトータルコーディネートを承っております。

    「何から準備すればいい?」「手持ちの着物が使えるか見てほしい」といったご相談も大歓迎です。ぜひ一度、お洋服を選ぶような軽い気持ちで遊びに来てください。専門スタッフが、あなたの門出の日を全力でサポートいたします。

    花いち都屋は、札幌・北見・帯広・函館・釧路と北海道内に7店舗を構える着物専門店です。
    着物に関するご相談やお問い合わせはいつでも受付中。
    コーディネートやTPOなど、少し不安に感じやすいポイントも専門スタッフが丁寧にお答えします。
    ご自宅に眠っている着物の丸洗いから、本格的なお手入れ・お仕立て直しまで幅広く対応。
    「着物のことが全く分からない」という方にも、季節やシーンに合わせた最適なご提案をいたします。
    着物に関するお悩みは、ぜひ下のお問い合わせページよりお気軽にご相談ください。

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