秋の真夏日でも涼しい顔して「キモノ」を着る具体策@花いち都屋着付教室講師 五十嵐桂子

2022年8月15日

こんにちは、いつも花いち都屋のブログをご覧くださいまして、有難うございます。

 

今回は12回目の投稿になります。前回は6月20日で、「着物で四季の花を楽しもう!札幌で「季節先取り」のおしゃれ」を投稿させて頂きました。

着物も帯も、どの季節も関係なく、無地の物ばかり着ているのも淋しいですし、変化もつけたいですよね。又、素材や、色・柄を悩み、選ぶのも「着物好き!」ならではの醍醐味ではないでしょうか?!6月20日頃と言うと、北海道では単衣の着物に単衣用の帯か、夏用の帯を合わせ、帯締めも帯揚げも季節先取りで、夏物の出番です。

 

季節は巡り、7月1日からは盛夏!ですから、全て、夏物になりました。そして、8月8日(立秋)を迎えましたから、暦の上では「秋」です。それから一週間後の8月15日(お盆)は、通常ですと、北海道の朝夕は、秋風が心地よい季節ですから、気温と、体感に合わせて季節先取りと、併用すると良いと思います。例えば、絽ちりめんの着物に、絽綴れ帯か、紗袋帯、涼しい日なら、単衣の着物に、袷の帯とか…。

 

 

 

 

お盆の頃は、どんなコーディネートが良いかしら?

梅雨がないと言われている北海道にも蝦夷梅雨のような毎日が繰り返されています。梅雨の頃(本州では6月)に咲く紫陽花(あじさい)が今、北海道で見頃です。なので 、6月~8月まで、この柄を、チャッカリ、楽しんでしまう私です。

 

とにかく暑いこの時期、半袖の洋服で薄着をしていても暑いのに、着物を着ると尚更暑い!暑がり屋の私が、真夏の暑さを凌ぐ、手抜き法を教えちゃいます。少しでも涼しく着物を着て、楽しむ為に、一寸手抜きで、一寸心地よく、お洒落を楽しむ為に私がしている事を書いてみました。

 

 

真夏に一番の私のオススメ

先ずは、長襦袢を省略(絽の長襦袢は持っているのですが、暑がりの私は、春単衣の頃から、お袖の付いた半襦袢と一年中着用するステテコの、いわゆる二部式襦袢の愛用者です。)

 

 

 

半襦袢とステテコ、上下共に「本麻縮み」です。
素材がというだけでなく、縮みのシワ加工が、とっても肌触りが良く、涼しいんです!!通常、長襦袢を着用する時は、

和装ブラジャー→肌襦袢とステテコ→長襦袢→着物

という流れですが、長襦袢を着用しない時は、

和装ブラジャー→半襦袢とステテコ→着物

になります。

 

肌襦袢+ステテコ+長襦袢半襦袢+ステテコだけで良いのです。

 

「本麻縮み」ステテコは、夏は涼しく、冬は空気を含むので温かいんです!足の部分が直接、肌どうしが触れないので、とっても爽やか!
「本麻縮み」なので、一日着用すると、着用ジワが出来るので、その都度洗いますが、シワ加工をしているので、手でシワを伸ばして干せば、アイロンなしで次も着用出来ます。(楽ですよ~!)

 

 

透ける着物への配慮

単衣とか、透けない素材の着物の時は「ステテコ」OK!ですが、透ける着物でも、居敷当てが縫い付けてあるものは大丈夫!少しでも涼しくと、居敷当てを縫い付けずに仕立てた、透ける素材の着物なら、ステテコではなく、同じ「本麻縮み」裾除けを着用します。でないと、足首が透けて見えてしまい、オーマイゴット⤵!!だからです。

 

居敷当を付けると透けません

 

居敷当を付けていない着物

 

愛用の裾除け

 

裾よけを下に重ねると、透け具合にかなりの違いが!

 

補正の腰パッドは、ヘチマの製品を愛用しています。
洗えますし、スポンジを使用していないので蒸れもありません。

 

 

下着類もそうですが、都屋でお薦めしている美装流の着付けに使用するベルトは、腰紐の様には締め付けないので、汗をかいても、体に食い込む事がなく、着物を脱いだ後に、皮膚が痒くなる事も少ないので、助かります。又、手結びに比べると、伊達締めも使用しないので、その分涼しいですね。

 

 

季節の花から、季節先取りを

今、我が家の猫の額ほどの庭には、紫陽花、コスモス、桔梗、川原撫子、朝顔、ドクダミ等、秋草全盛期です。

 

 

 

 

 

 

自分で着物が着られる様になると、洋服の時とは違う自分に出会えます。前結び(美装流)は楽なので、体験してみて下さいませ。体験をご希望の方はこちらからご予約下さい。

 

花いち都屋では、浴衣を着られる方にもおすすめの「前結び体験会」を開催中です。基本の二重太鼓はもちろん、ご希望があれば半巾帯の結び方もお教えしていますのでまずはお気軽にご予約いただければと思います。
花いち都屋 前結び体験会のご予約はこちら

 

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