初めまして!きもの大好きな新人スタッフ自己紹介と牛首紬の思い出@花いち都屋 中田夕起子

2022年9月5日

初めまして!!花いち都屋の新しいスタッフの一員となりました中田夕起子と申します。今後共宜しくお願いしたいと思っている次第でございます。

 

22年北海道を離れ東京に住んでおりましたが、両親の病気を目の当たりにし北海道に帰って来る決心を致しました。東京でも呉服業界に携わって参りましたが、一度呉服を離れたもののいざ就活してみると特にやりたい事も見つからない中、やはり着物が好きなんだと改めて思い花いち都屋さんで又お着物に触れるお仕事に就く事が出来ました。

 

 

私と着物の関わり

 

そもそもなんでお着物?って思うこともしばしば…父は夏はゆかたでお祭りに行くのは当然でしたしお正月はアンサンブルのお着物着ていた事が普通だったからでしょうか?

 

20代半ばご自宅で着付教室をするお教室を見つけ通う事になりました。何年か通い講師の免許を頂くも、まだ若かった私には仕事をする先は見つからず、そこから着物には縁遠くなってしまいました。
東京に行ってからも着物に縁遠い日が続き、しかしある日気が付いたんです…着物に携わる仕事がしたいと思う様になり呉服業界に足を踏み入れる事となりました。

 

しかしあまりにもお久しぶりでとまどう事も多かったのですが一から教えて頂き色々勉強させて頂きました。(それはそれはきびしい世界でした)大切なお客様のお着物を扱うのですからとても慎重に取り扱わないといけませんし、大切な場面でお召しになるお着物ですからそれはそれは本当に緊張したのを覚えています。(今もそれは変わりませんが)

 

 

最初にあつらえた着物は小紋

 

私の最初の着物は小紋(柔らかもの)。まだ着付教室に通い始め、最初は先生にお借りしておりましたけども、自分の寸法は着やすいですよとアドバイスを受け、初めてお仕立てする事になりましたが、その当時100%気に入った印象はなく地味目なお着物だった様に思います。

 

今では柔らかものより断然紬が大好き、縞好きとなりました。何故紬が好きになったのでしょう?初めて大金をつぎ込み買ったお着物は牛首紬!!今でも思うのは最初それいく?(その当時は思いませんでしたが)今となっては本当にびっくりです。

 

 

牛首紬とは

 

石川県の白山市で作られている織物です。1988年(昭和63年)に国の伝統工芸品に指定されました(石川県指定無形文化財)。特徴は2匹の蚕から作った王繭から糸をつむぎ出し、糸作りから製織までほとんど手作業で一貫生産しているとのことです。また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまう「釘抜紬」の別名をもつほど。丈夫さを兼ね備えているそうです。

 

王繭は糸を引くのが難しい為と言われておりましたが、しかし職人の熟練の技によって直接糸を挽き出す事がさらにでき、さらに手挽きしたことで糸に弾力が生まれ丈夫な織物を生み出す事に成功しました。耐久性に優れながらも、通気性や肌触りのよさ、また、美しい光沢がある事も多くの人を魅了し、最近では洋装用の素材として海外でも注目されています。

 

牛首紬の魅力、少しでも伝わったでしょうか?私の選んだ牛首紬は深い緑色の訪問着。

 

 

 

 

なんと20代後半で選んだとは思えないこのシブイお着物ですねぇ~。柄は流水、模様はたたき、先染ですから柄合わせは大変な技術です!!今更ながらその当時緑の色にこだわり、このお着物と出会いました。そして落款も有り今後作って頂いた先生を捜していこうと思います。

 

 

花いち都屋に入社して、新たな世界にわくわく♪

 

花いち都屋では、様々なカルチャー教室が有り今まで知らなかった世界を知る事となりました。華道書道裏茶道表茶道日舞など多様な分野のカルチャー教室が有り、楽しそうに参加されているお客様にお会いするとこちらまで楽しくなります。

 

ベッラドンナでは、整体・アクセサリーなどお手頃価格にて参加できるのもとても魅力の一つだと思います。前結び体験会、初めての方でも手ぶらで参加され、やはり一度では中々覚えられないのは当然ですが、お教室に通われる方も沢山おります。私も今までは後でお太鼓を作ると言う昔からある方法で結んでおりましたが、今は前結びに挑戦中でございます。

 

何か始めたいと思っている方は前結び体験会・お教室で長襦袢・お着物・帯、お勉強してみませんか?中田も頑張ります!!
初めてのブログですが、最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

 

 

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