皆様、今日は。札幌花いち都屋の高橋です。いつもブログを開いて頂き感謝申し上げます。皆様お元気にお過ごしですか。札幌もこの夏は連続37日間の30度越え暑い日が続きました。夏に弱い私はバテましたね。それでも、大好きな夏着物を着て涼しそうに(*^ヮ^*)見られましたよ。

 

全国的に高温が続く昨今、単衣の着物着用時期が早くなったり季節の基本が、体感の基本に変わりつつある様に思います。9月に入ってもまだ残暑で暑い日もあるかと思いますが、少しづつ秋の深みのある季節に変わっていきますね。季節感を先取りした秋の着物コーデネートでお出掛けしましょう!

 

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秋単衣の季節感

5月の末から6月は裏地を付けないで仕立てた単衣着物を着用しますね。
7~8月は夏薄物を着用しますが9月に入りますと又初夏と同じ単衣仕立ての物を着用します。まだ残暑も厳しい頃ですが、麻素材の着物は避けた方がいいですね。絽縮緬、夏結城、絽紬、夏大島、木綿、などサラッとした素材のお着物が良いですね。初夏の単衣と同じ着物を着用する場合も多いと思いますが、秋を意識した帯や小物で変化を付けましょう。

 

夏は涼しげに見える色合いを心掛けますが、9月は少しづつ深い色合いの物を又、秋の草、花、などの季節感のある柄など取り入れてはいかがでしょうか。

 

 

袷の着物を単衣仕立にお直して

最近は4月でもとんでもなく暑い夏日になったり、10月に入っても気温が高かったりと、単衣着物の登場が多くなってる様に思います。今年は9月~10月も残暑が多いとか……。

 

私自身も6月~9月着用の単衣着物は袷に比べると所有している着物は少ないのです。仕事柄、着物を着用することは多いのに……。袷の着物では沢山着用した胴裏や八掛が擦り切れてきた着物など思い切って、洗い張りをして裏地を付けないで着用する単衣着物に作り変えるのも有りかなーと思っています。

 

よく母親や知人から譲り受けた着物が裾周りが今風の色でなくて着用に抵抗のある場合があったりしますね。そのようなときは、思い切って単衣仕立にして単衣着物を増やしてみませんか。新品の商品で揃えられるのも良いですが、着物はやはり高額なので必要とされる物に蘇ることできればそれはとっても嬉しい事だと思います。

 

 

秋の着こなし

着物は季節を先取りするものです。お正月を迎えて、まだ外には雪があっても2月頃から春に咲くお花などをモチーフにした着物や帯を先取りして身に着けると、その場も華やかになります。

 

9月お彼岸も近くなる頃は深みのある色選びを心掛け、半衿や帯締め、帯留めなども秋の木の実やぶどう柄などにして、又赤紅葉や栗などその季節限定の柄を取り入れてみても楽しいものです。

 

 

初秋からの帯

着物は初夏と初秋は同じ単衣を着用しますが、帯は袷用の帯に変わります。
夏と初秋の単衣の着物に合わせられる素材の帯もありますが、基本的には袷の着物に沿った帯を合わせます。まだ秋になったばかりだからと、まだ暑いからと夏の文様の夏帯を結ぶのは避けましょう。博多織の帯、半巾帯などは1年を通して使用できるので便利です。

 

 

半襟、帯揚、帯締めも変わります

帯が夏用でなく、なりますので秋単衣からは帯揚帯締めも袷用に変えます。

 

 

長襦袢

長襦袢は下着に近い物なので着物を重ねると初秋の頃はまだ汗ばむ頃と思います。暑い日は夏用の長襦袢を合わせて心地よく着物を着られるといいと思います。

 

 

透ける羽織の魅力

羽織は【はおる】という意味もあって、洋服で言うとカーデガンの様な物です。

コートと違って室内で脱がなくても良い物です。着物に帯を付けて、さあ!お出掛け!そうそう羽織も着なくてはと、ね。

 

夏コート地

 

着物の着姿をいっそうステキに見せてくれる羽織。今は春先から冬まで欠かせない物ですが、初夏から透ける素材の羽織を着用する着物姿の方を多く目にする様になりました。秋単衣の頃までも着用出来てより着姿をワンランク引きあげてくれる様です。

 

 

Youtubeの動画配信をみて思う事

ここ1ヶ月程の間に浴衣の着方、半巾帯、兵児帯、カジュアル着物の着方などの動画配信を沢山目にすることになりました。何度か見てますとチャンネル登録した訳ではないですけどスマホの通知に入ってきます。ポンと開いて又見てしまう事になったり!

 

浴衣を購入してくださったお客様に着付サービスのお話しをすると「Youtubeの動画を見てるので自分で着ます」と言われる方もけっこういらっしゃいました。私も動画を見て、なるほど!と思いました。

 

今年は浴衣に兵児帯が人気の的でしたね。その兵児帯の可愛い結び方もわかり易く紹介されてます。何度も繰り返し見る事も出来て。これなら若い人なら覚えられるのかも、と思ったりしました。

 

ただ、実際に教えてもらった方が質問もしやすいと思います。動画配信で着方を覚えるのもよいとおもいますが、一度花いち都屋の着付け教室に参加してもらいますとよりちゃんと着る事ができるようになりますよ。
着付け教室のお問い合わせはこちら

 

着物の着方にしてもその流派によって特長のちがいがありますが今は動画配信で着物の着方も覚えられる時代、花いち都屋も花いちチャンネルでの着方配信もしております。ぜひ参考に見て頂ければ嬉しいです。

 

 

私の前回までの記事はこちらです

 

夏の季節しか味わえない着物素材の着心地とその魅力とは?@花いち都屋 高橋和子

 

帯の種類とその格 小物の使い分け お客様の着付教室への再チャレンジ@花いち都屋 高橋和子

 

着物と帯 「織り」と「染め」はどっちが先?お気に入りの着物との出会いと想い出@高橋和子

 

お祝いの場のフォーマル着物とは?基本ルールと紋について@花いち都屋 高橋和子

 

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夏着物「薄物」の装いを解説!帯・小物の基本をマスター@花いち都屋 高橋和子

 

【着物の着こなし方】暖かい季節、紬・小紋・木綿着物でお出掛けしましょう@花いち都屋 高橋和子

 

着物の季節の色合わせ、着分け、羽織・コートの着装用途@花いち都屋 高橋和子

 

【着物の選び方・TPO】ビギナーの方が最初に選ぶのにおすすめの着物@花いち都屋 高橋和子

 

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【着物のお手入れ】着た後はどうする?自分でできるシミ落とし方法をご紹介

 

盛夏の着物と浴衣には着る楽しさと見る人には涼しさの心づかいを@花いち都屋講師 高橋和子

 

癒し、癒されるってどういうこと?年齢を重ねた女性も若く見えるファッションとは?@花いち都屋 講師・高橋和子

 

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