皆様こんにちは。

いつも都屋のブログを開いていただいて、ありがとうございます。花いち都屋の高橋和子です。

 

前回の投稿は年明けの頃でしたね。まだ札幌も氷点下の真冬でした。遅い様な早い様な!待ち遠しい春になりました。日当たりの良い庭先にはクロッカス・チューリップなどがつぼみを大きくしております。

 

先日札幌も日中20度を超えた日が有りました。都屋でも催事をしておりまして、着物姿でお出掛けくださったお客様が重いコートを脱いで、お羽織を着てらした方も多く目に留まりました。春色の明るいグレーやブルー系など、さわやかな色合いを着ていらっしゃいました。

 

秋から冬の季節、着物は暖かく身を包んでくれます。氷点下の真冬で洋服着用の体感とはずいぶん温度感が違って、着物着ていると暖かいもんね!という会話が聞こえてきたりしたものですが。

 

これからの季節、暖かな日和に久しぶりのお友達とのランチ会や美術館への観賞など、お出掛けの回数も多くなると思います。着付を習ってやっと自分でも着物が着れるようになられた方。札幌も今月の20日過ぎには桜も咲く頃です。お花見もいいですね。着物姿でお出掛けしてみましょう(*^ヮ^*)

 

今回は着物を着る前日にあらかじめ準備をして置くとよい事をお話ししたいと思います。わかっているから平気平気と思わないでね、今又ちょっと注意しましょうね。

 

 

着物の小物は着る前日揃えて用意をして置くこと

明日着物を着ると思うと、何か緊張しますよね。明日朝起きてからで大丈夫なんて思う事ないですか?

ですが、いざ着物を着ようとすると、「あれがない、これは何だっけ」と焦ってしまうものです。結局時間通りにきれなくて遅刻、挙句に着方がちょっと失敗とかそんな事がない様に前日までに着物や小物類は用意して確認して置きましょう。

 

 

着物や帯は和装ハンガーにつるして置くこと

和装ハンガーがない場合は洋服用のハンガーでも良いです。着物を畳んだままにして着る時、たとう紙から出して着ようとすると変な所がシワになっていたりします。着物は前日にハンガーにかけてみる事によってわかりますので、前もって着物もチェックできます。

 

シワが目立つときは当て布をしてアイロンをかけておきましょう。当日だと大変です。

 

 

長襦袢に半衿を付けておくこと

意外とうっかりしてしまうものです。長襦袢を作りますと今は半衿も付けてお仕立てしますが、前回着用したとき半衿をはずして洗ったから付け忘れをしていて、いざ着用のとき長襦袢についてなかったとか、当日にでしたらあせってしまいます。

 

半衿は着用後その都度洗って付け替えるのが良いのですが、汚れがない場合はそのまま使用しても良いですね。少しでしたら半衿の汚れている部分のところだけタオルに固形石鹸を付けて少し濡らして拭くと綺麗になります。そのあとアイロンをかけて乾かします。
※私がときどきしてます事です!

 

 

着物のしつけ糸を取る

お仕立て上がってきます着物にはしつけ糸が付いてます。今は衿の部分、両袖、着物のすそなどに白い糸で20mm幅位に抑え縫いしてあります。少しずつ要所要所にははさみを入れて抜き取っていきます。いっぺんに引っ張らない様にしましょう。

 

濃い色の着物に白い糸のしつけははづさないと目立ちますので前日までに忘れないで外しておきましょう。

 

しつけ糸のついた着物【衿】

 

しつけ糸のついた着物【袖】

 

しつけ糸の付いた着物【裾】

 

 

着物を着るとき使用する小物も全てまとめて1か所に集めておきましょう

さあ着物着ましょうとするときに、小物1つでも足りないとあわてますので全部まとめて置きましょう。

 

  • 肌着(きものスリップ)
  • 和装ブラジャー
  • 腰紐
  • 伊達締め
  • 帯枕
  • 帯板
  • 衿芯(長襦袢の衿の中に入れるもの)
  • コーリンベルト
  • 足袋

 

特に、帯揚げ・帯締めは帯に合わせて使用する大事な物なので忘れない様に帯と一緒に重ねておくといいです。

 

 

バックや履物の準備も忘れない様に

着物を着ていよいよお出掛けというときにバッグは用意はしていてもいつものバックから着物用の物に替える場合、入れ忘れがない様にハンカチやティッシュなど、用意も前日にしておきましょう。履いてお出掛けする草履も汚れやどこか劣化していないか確認いておきましょう。

 

 

ストールやコート、羽織などもハンガーに掛けておきましょう

その日のお天気によっても寒いからコートにしようか、暖かそうだから羽織にする、それともショールだけにしようかしらと上物は意外とその日になってからと思う事もありますが、選んでおかれるといいと思います。

 

 

ヘアーをセットする時は?

髪がロングだったりセミロングだったりすると、やはりうなじを出して首元をすっきりさせた方が着物姿はステキですよね。ヘアーをまとめてから着物の着用に入る場合、かぶりではなく前開きの服を意識して下さいね。特に冬は寒いのでうっかりする事もありますのでお気をつけください。

 

 

お出掛けから帰ってきましたらすること

帰宅後はすぐに脱いで着物と帯、長襦袢はハンガーに掛けて風通しの良い場所で陰干しをします。すぐに畳んでしまわないで2日~3日ハンガーに掛けて置きます。シワも目立たなくなってきます。

 

汚してしまった場合は、決してそのまま収納しないで下さい。汚れ落としを必ずして下さいね。購入したお店に持って行かれる事をおすすめします。もしなければ、呉服屋さんかクリーニング店でお手入れをして置かれると着物もきれいに末永く着用出来ます。

 

着物を着る前の準備段階と同じ様に着用後も注意して始末される事をお願いします。

 

 

前で結んでくるりんぱ

都屋の着付教室の帯結びは前結びで教えております。先月の末に6日程、地下街の小鳥の広場のすぐ前の場所を借りてスタッフ交替で袋帯の二重太鼓の前結び実演を行いました。

 

前で結んでくるりんぱの赤い色でラミネートされた看板も目立って、これから何が始まるんでしょうと思ってか、通られる方やお友達と待ち合わせをしている方がたがチラチラこちらを気にかけている様子でした。

 

通路側にお立ち台の様な台を置いて交替で前結びの実演をしました。時間帯によって実演を見る方の差はありますが、6日間という日々を実演しましたので周りにはお店も沢山ありますので結構目立っていたのではと思います。

 

実演が始まりますとチラホラと興味のある方やが近くに寄ってきて話しかけてきます。自己流の前結びで帯を作っているから興味のある方や、たまに着物を着るという方、年齢も様々ですが結構着物着られる様になりたい結べる様になりたいと話して下さいます。

 

また着物姿で行っておりましたので、着物をほめられたり、そんないい着物を着ていたつもりもないのですが着物の種類を聞かれたりしました。

 

お店にいますとフリーでお店に入られた方との会話はそんな多くはありません。店外に出て不特定多数の方々の着物に対してのお話しや質問を受けた事はとても新鮮でした。

 

着付を習いたい方や、着物に興味のある方はまだまだ沢山いらっしゃる事を知りました。すでに早速く教室に通われている方やお店の方に足を運んで下さっている方もいらっしゃいます。着物を1人で着れるようになりたい方が1人でも多く着られる様になれます事のお手伝いに励んでいきたいと思います。

 

前結び実演会

 

 

花いち都屋は、札幌・北見・帯広・函館・釧路と北海道内に7店舗を構える着物専門店です。着物に関するお悩みやご質問がありましたら、お気軽にご相談ください。当店では、着物初心者の方でも楽しんでいただける着付教室を開催しております。帯の締め付け感も少なく、前結びで結びやすいスタイルをお教えしています。まずは無料体験教室にお越しください。詳細はホームページでご確認いただけます。
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