2024年12月16日
着物でパーティー

着物は日本の伝統的な衣装であり、その美しさや品格は世界中で評価されています。
しかし、初めて着物を着るとなると、どこから手をつけていいのか分からないことも多いでしょう。


着物の魅力を最大限に楽しむために、初心者が最初に取り組むべきことを、以下の3つのテーマに分けてご紹介します。

1. 着物の種類と基本知識を知る

まず最初に、着物にはさまざまな種類があることを理解することが大切です。

着物は大きく分けて、日常用の「普段着」と、特別な行事や式典で着る「礼装用」に分けられます。 それぞれに適した素材やデザインがあり、シーンに応じて選ぶことが求められます。

普段着

例えば、浴衣や小紋、紬などがあり、比較的気軽に着ることができます。

普段着は色や柄が自由で、季節や気分に合わせて選べるのが特徴です。     

・礼装用

振袖や訪問着、留袖などは、結婚式や成人式、茶道の席など、特別な場所で着るためのものです。

これらの着物は格式が高く、帯や小物も一式揃える必要があります。

初心者の場合、まずは普段着として気軽に着られる小紋や紬、木綿から始めると良いでしょう。 色や柄のバリエーションが豊富で、日常生活にも取り入れやすいです。

2. 着付けの基本を学ぶ

着物を着るためには「着付け」が必要です。最初は難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえて少しずつ学んでいけば、自分で着ることができるようになります。以下の基本的な手順を理解しましょう。

着物を着る前の準備

着物を着る前に、まずは下着を整えることが大切です。

特に、和装ブラや着物スリップ(肌襦袢+裾除け)が必要です。

また、着物を着る際は、髪型やメイクも整えておくと、より美しい仕上がりになります。

着付けの流れ

基本的な着付けの流れを簡単に まずお袖を通して前を合わせて腰ベルトで身体に着物を固定します。その後、帯を締めて、帯締めや帯揚げなどの小物で整えていきます。最初は手順が多く感じますが、慣れてくると自然にできるようになります。

前結び着付教室に通う

着付けを独学で学ぶのも良いですが、最初は花いち都屋の前結び着付教室に通って指導を受けることをおすすめします。

基本的な着付けの技術をしっかりと学べるため、着物を着る自信がつきます。

着付けの際、焦らずゆっくりと、また鏡で自分の姿を確認しながら進めることが大切です。

練習を重ねることで、どんどん上達します。

3. どんな小物を揃えるか

着物を着る際、着物本体以外にも小物が必要です。

これらは、着物の美しさを引き立てる重要な役割を果たします。

初めて着物を着る場合、最低限必要な小物を揃えていきましょう。

着物を着る上で最も重要なアイテムです。 帯にはいくつかの種類があり、帯結びの仕方によって印象が大きく変わります。

最初は名古屋帯や半幅帯など、結びやすい帯を選ぶと良いでしょう。

帯締めと帯揚げ

帯締めは帯をしっかりと固定するためのもので、帯揚げは帯の上部分を整えるために使います。これらは色や素材にバリエーションがあるため、季節やシーンに合わせて選びましょう。

キセル柄の帯揚とベージュ/紺の帯締め
ぼかし柄の帯揚と礼装向きのエンジに金糸の入った帯締め

草履とバッグ

草履(ぞうり)は着物を着る際に欠かせない履物で、バッグは着物に合わせたものを選びます。草履やバッグは、フォーマルな場面で 金銀や刺繍が施されたものを選び、カジュアルな場面ではシンプルで落ち着いたものを選ぶと良いです。

また、これらの小物はセットで販売されていることもあるため、最初はセットで揃えると便利です。着物を着る機会が増えると、色々な小物を揃えたくなるかもしれませんが、最初は必要最低限のアイテムから始めることをおすすめします。

最後に

着物を着るには、まずその種類と目的を理解し、基本的な着付けを学ぶことから始めましょう。

最初は着物の選び方や着付けの技術に戸惑うかもしれませんが、少しずつ慣れていけば、自分で美しく着こなせるようになります。 また、着物に必要な小物を揃えて、自分らしい着こなしを楽しむことが大切です。

最初の一歩を踏み出すことで、着物の奥深さと美しさを堪能することができるでしょう。

着物を着ることで、日常生活に華やかさや特別な瞬間を加えることができるはずです。

自分にぴったりな着物スタイルを見つけて、楽しんでください。

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