夏のイベントを思いっきり楽しむために、見落としがちな「浴衣の下着」選びを徹底ガイド!下着が透けちゃう・着崩れしちゃう…そんな“あるある”を防ぐためのポイントを、やさしく解説します♪
浴衣の季節がやってきた!
夏になると増える浴衣姿。だけど…「見た目キレイ」のカギは実は“下着”にも。
ジリジリと照りつける太陽、街に流れるお祭り囃子(ばやし)──いよいよ日本の夏が本格的にやってきました!
6月の終わりごろから、神社のお祭りで浴衣姿の人を見かけるようになりますよね。
7月・8月は、花火大会にビアガーデン、盆踊りなどなど「浴衣を着て出かけたい!」というイベントが盛りだくさん♪
ですが、そんな中でちょっと気になる光景も…
「あの人、下着が透けてる…(;´Д`)」
つい目をそらしてしまうこと、ありませんか?
実は浴衣って、意外と“透ける”し“崩れる”んです。
着崩れなら、そっと直してあげることもできるけど…
下着が透けているとなると、なかなか言い出せませんよね。
だからこそ!
「何を着るか」で、浴衣姿の美しさや安心感が全然違ってくるんです。
昔と今の浴衣って、こんなに違う
現代の浴衣は生地が薄めで透けやすい。だからこそ、下着にも気を配る必要が!
昔の浴衣(ゆかた)というと、白地や紺地に、朝顔や桔梗(ききょう)などの花柄──
綿(めん)100%のコーマ生地で、しっかりした厚みがありました。
半巾帯(はんはばおび)も、赤や黄色が定番で、装い全体が「和のスタンダード」な雰囲気でしたよね。
ところが現代の浴衣は、どんどん進化中!
色もくすみカラーやビビッドな原色系まで幅広く、柄もお花だけでなく、
幾何学(きかがく)的な模様や猫・金魚・鳥などの動物モチーフまで登場しています。
しかも生地は昔より薄く、透けやすい素材が増えました。
特に、白地や淡い色合いの浴衣は下着の色や形がくっきりわかることも…!
また、半巾帯も長さ4メートル近くあるものが主流で、裏表で柄が違ったり、
キラキラのラメ入り、華やかな帯結びが楽しめるなど、とってもオシャレに。
でも!浴衣全体のデザイン性が上がる一方で、インナーの工夫がますます大切になってきているのです。
浴衣の下に着る下着の基本
「和装ブラ」じゃなくてもOK!快適さと透け防止がポイント。
「浴衣の下って、何を着ればいいの?」
──これ、初心者さんからとってもよく聞かれます。

まず、胸元を整えるための下着ですが、
着物専門の「和装ブラ」(わそうぶら)という商品もあります。
これは胸を平らに押さえて、衿(えり)元の着崩れを防ぐための専用ブラジャーです。
ですが、学生さんや浴衣デビューの方には、持っていないことが多いですよね。
そんな時は、ワイヤーの入っていないスポーツブラや、ユニクロなどの「ブラトップ」でも大丈夫!
ワイヤー入りのブラジャーは胸の立体感が出すぎてしまい、衿元が浮いたり崩れたりしやすいので避けましょう。
さらに、ブラの上からワンピース型の「浴衣スリップ」を着るのがおすすめ。
これは、下着のラインをカバーしながら汗も吸ってくれて、透け防止にもぴったりのアイテムです。

もっとカジュアルに!代用アイテムもOK
わざわざ買わなくても、家にあるアイテムで快適に浴衣を楽しめる方法も。
「浴衣スリップなんて持ってないよ〜」という方、ご安心ください。
実は、ペチコートやステテコ、キャミワンピなどでも代用できます!
下半身の透け感が気になる場合は、
・さらっとした生地のステテコ(風通しも良く、快適!)
・滑(すべ)りの良いペチコート(静電気防止にも◎)
上半身には、
・ブラトップ+汗取りインナー
・キャミワンピ(ただし肩ひもが見えないものを選んで)
などで十分代用可能です♪
「何枚も重ねたくない!」という方も、
汗を吸ってくれる素材のものを1枚はさむだけで、
涼しく・快適に・そして安心して浴衣が着られるんです。
色の選び方も大事!
白っぽい浴衣には特に要注意。目立たない色をチョイスして。
「白っぽい浴衣を着るとき、どんな下着にすればいい?」
この質問、とても多いんです。
透け感のある色の浴衣には、下着の“色”に注意!
・黒や赤などの派手な色
・大きな柄入りのインナー
こういったものは、白い浴衣の下に着ると透けて目立ってしまうんです。
おすすめは、
✔ベージュや薄いグレーなど肌に近い色
✔シンプルなデザインで装飾が少ないもの
✔上下とも同系色でまとめる
これだけで見た目がぐっと上品になりますよ♪
下着が目立つと、どんなに浴衣が可愛くても台無し…
“見えないおしゃれ”こそが浴衣のたしなみです♡
NGポイント・実例チェック!
「やっちゃいがち」な失敗例と、それを防ぐコツをご紹介。
では実際に、浴衣の下着に関する「失敗しがちなNG例」をいくつかご紹介します。
NG①:ワイヤー入りのブラジャーを着用
→胸元がふくらみすぎて、衿が浮いてしまい「だらしない印象」に。
NG②:レースたっぷりのショーツ
→模様が透けて見えやすく、白系の浴衣では特に目立つ!
NG③:派手なTシャツやタンクトップをインナーに
→色柄が透ける・はみ出る・汗で貼りつく…と三重苦!
NG④:何も着ない(素肌に直で浴衣)
→汗で浴衣が肌に貼りついて動きづらい&すぐ洗えない!
→→→対策は「シンプル&機能的なインナーを一枚仕込むこと」!
浴衣の下着は「気配りの一枚」
見えないけど大事。浴衣姿を美しく快適にする下着の選び方、ぜひ参考に♪
浴衣を着る時って、つい「帯はどれにしよう」「髪型どうしよう?」と目に見える部分ばかりに気を取られがち。
でも実は、浴衣の“美しさ”や“着心地”を左右するのは「下着」なんです。
✔透けない
✔着崩れしない
✔快適に動ける
この3つを意識するだけで、浴衣姿はぐっと美しく、心地よいものに♪
浴衣デビューの方も、何度目かの夏を迎える方も、
今年はぜひ、「下着」にもひと工夫を加えてみてくださいね。
お祭りや花火大会が、もっと楽しくなること間違いなしです!
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