2025年11月17日

帯の結び方の違いは「装いの格」と「シーン」で選び、着物の仕立て(袷・単衣)の違いは「季節」と「快適さ」で選ぶのが基本です。

難しく感じるかもしれませんが、どちらも“自分をより美しく見せる工夫”なんです。

Q1. 二重太鼓と一重太鼓って、どう違うの?

一重太鼓は軽やかでカジュアル、二重太鼓は格式高くフォーマルです。

「一重太鼓(ひとえだいこ)」は、名古屋帯を使って結ぶシンプルな帯結び

一重太鼓の後ろ姿

背中の太鼓部分が一重になっていて、すっきりとした印象が魅力です。

街歩きやランチ会など、日常のおしゃれ着にぴったり。

動きやすく、見た目も軽やかで“自分らしい着こなし”を楽しめます

「二重太鼓(にじゅうだいこ)」は、袋帯を使い太鼓部分が二重になった結び方

重なりがあるぶん格が上がり、フォーマルな場に最適です。

結婚式やお茶会、公式な席などで多く見られます。

後ろ姿にふっくらとした品格が生まれ、まるで“静かな華”のような美しさが漂います。

二重太鼓の後ろ姿

ポイント

「今日はどんな場面で、どんな気持ちで着るか」

それを考えるだけで、帯の結び方が自然と決まっていきます。

Q2. 袷(あわせ)と単衣(ひとえ)は、何が違うの?

袷は裏地つきで秋〜春、単衣は裏なしで初夏や初秋に着ます。

「袷(あわせ)」は、表地と裏地を合わせて仕立てた着物

10月から5月頃まで着るのが一般的で、見た目にも品があり、ほどよいあたたかさを感じます。

季節の花柄や落ち着いた色合いで、秋冬の街並みにもよく映えます。

「単衣(ひとえ)」は裏地のない軽やかな仕立て

夏の単衣着物に一重太鼓を結んでいる女性

6月や9月など、暑さを感じる時期にぴったりです。

風が通り抜けるような着心地で、見た目も爽やか。

素材や色を選べば、涼やかさと品を両立できます。

ポイント

🌿季節を感じる着物選びは、まるで自然と心が会話しているよう。

「今日は風が気持ちいいから単衣を」「少し肌寒いから袷で」——そんな感覚を大切にすると、着物がもっと身近になります。

Q3. 結局どう選べばいいの?

「季節と場面」、そして「自分がどう見られたいか」で選ぶのがいちばん。

特別なルールを覚えようとしなくても大丈夫。

大切なのは、自分の気持ちやその日の空気に合うものを選ぶことです。

たとえば——

・お友達と気軽にお出かけ

一重太鼓 × 単衣

・式典やお茶会など格式ある場

二重太鼓 × 袷

どちらも正解!

あなたが心地よく過ごせる装いこそ、本当の“きもの美人”です。

🌸まとめ

着物は、「形」よりも「心」。

季節を感じ、場を大切にし、自分を丁寧に扱うこと——

それが着物の魅力であり、日本の美しさです。

一重太鼓も二重太鼓も、袷も単衣も、

どれもあなたの魅力を引き出すための選択肢。

今日のあなたが笑顔でいられる一枚を、ぜひ選んでください👘✨

紫の着物に帯を変わり結びした女性
グレーの着物に角出しを結んだ女性

🌺花いち都屋からひとこと

着物は、知れば知るほど心が満たされる世界です。

「難しそう」と感じていた方も、少しのきっかけでぐっと身近になります。

花いち都屋では、着物選びから着付け、コーディネートのご相談まで、

ひとり一人の“着物時間”を丁寧にサポートしています。

あなたの初めての一枚も、次の特別な一枚も——

どうぞ花いち都屋におまかせください。

心を込めて、あなたらしい着物の楽しみ方をご提案いたします👘✨

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