☆卒業式、入学式を迎える子供の母親の装いは?

 私が小学校入学の頃は(?十年前?)、着物姿のお母さん達は、ほとんどが着物の上に黒い紋付羽織か、黒の絵羽織を着ていましたね。入学式という式典ですから、そうしたのですね。(まるで、制服のように……)
今は、紋付羽織や、絵羽織を着る方は少なく、色無地(一ツ紋)とか付下げ訪問着が多い様に思います。
 愛するわが子の門出のお祝いなので、節目でもありますから、礼装(色留袖に一ツ紋)とか準礼装訪問着・付下・色無地<一ツ紋・三ツ紋>)で仕度をして、祝って上げて欲しいと思います。
 
花いっちゃんねるでは、そんな門出のコーディネイトをご紹介しております。
卒業式はどんな着物にする?「シーン別コーディネート」~北海道の着物専門店【花いち都屋】
 

通過儀礼はぜひ着物姿で

 日本には、人生の節目節目に、お祝いや、厄祓いという祈願をするならわしが深く根付いており、「通過儀礼」と呼んでいます。
 この世に生を受け、産声を上げてから、お七夜お宮参りお食い初めに始まり、七五三入学式卒業式十三詣り成人式と、子供の健やかな成長を祈願する祈りは、ぜひ、お母様、おばあ様は、着物姿でお祝いをして上げて欲しいと思います。
 
 着付けが自分でできると、お子さんの通過儀礼や学校の式典で着物を着る機会に便利ですよ。都屋の着付け教室は無料の体験もできますので、一度お試しされてみてはいかがでしょうか?

春の今頃は、どんな着物コーディネイトが素敵かしら?

春に着こなす着物の柄 梅と桜

 さて、全国的に入学式が終わり、ピッカピカの一年生が、自分の背中より、一回りも二回りも大きなランドセルに、交通安全の黄色い布を目立たせて、ヒョコヒョコと歩いていますね。又、新入社員さんなんだなぁ~と、一見して判る若者はコートもバッグも靴もピッカピカ!!
 3月中旬には既に、桜の開花宣言が出ている東京ですが、こちら北海道はまだまだ雪の中です。(今は車道歩道は解けました~↗)(3月中旬に原稿作成<ごめんなさい!>)

 12月~3月までは外で、草木のを見る事が出来ないので、「春よ来い、早く来い!」の願望は、北国に住む私達の方が強いのかもしれません。
 私の家の周りの春は、福寿草(黄色)が咲き、クロッカス(白、黄色、紫)が咲き、雪割草(ピンク)が咲き、水仙(白、黄色)が咲き、レンギョウ(黄色)が咲き、紫つつじ(赤紫)が咲き、そして、ゴールデンウイークの頃に(ピンク)も桜(ピンク)も共に咲く、の順番で、春だよ、春だよ~~~!と知らせてくれるのです。

 なので、私は、着物や帯の「梅と桜」の柄は実際に散るまで楽しみます。
 桜は、枝や幹が描かれていない花だけなら「日本の花」という事で一年中、大丈夫ともいわれています。(こだわる人は、春だけするのかな?)
 

春のおしゃれ着物の着こなし方

 は、やはり、明るめの色を身につけたくなるのがです!
素材は基本的には、季節先取りがお洒落で、無難ですが、気温、天候、体感に合わせて私は調節しております。

 着物は、例えば紬なら、そろそろ真綿系の紬や、結城紬はお休みして、御召とか、大島紬が心地よい季節ですね。
 
他にも、春にぴったりな着物を紹介しておりますので、こちらもご覧くださいませ。
春にぴったりの着物を先取りでご紹介!~北海道の着物専門店【花いち都屋】【リンク】
 
 私は仕事柄、催し(展示会)等では、明日ご来場のお客様のお顔を思い浮かべて、「あの方に、この装いを見て頂きたい!」コーディネートをします。
 その時によって、主役が着物の時と、帯の時と、又、半襟や帯締め、帯揚げの時と、いろいろです。(不思議な感覚ですね~?)
主役が決まったら、その主役を引き立てる脇役を選び出します。

 又、天候にも左右されます。
 雨降りなら大島紬!
 大島紬でなくても、パールトーン加工さえしてあれば怖い者無し!4月19日頃というと、(最近はあまり見かけなくなりましたが)そろそろ男児のいる家では「鯉のぼり」が空に泳ぎ始めますね。そうしたら、小紋に、おしゃれな「鯉のぼり」「兜(かぶと)」の柄の入った帯とか、菖蒲(アヤメ)、杜若(カキツバタ)、流水、牡丹(ボタン)、紫陽花(アジサイ)等の柄で楽しんでみてはいかがでしょうか?

 帯締め帯揚げは、着物と帯に入っている色で合わせ、片方が濃い色になったなら片方は力を抜く!
 多くの色は合わせないのが私の信条。
 このような感じで、コーディネイトして、着付けもバッチリ出来たなら「着物警察」なんかは出動しませんね~~!

一日素敵な着物姿で過ごすためにも、是非綺麗な着付を覚えて着こなしてみて下さい。
花いち都屋では前結びの教室を開催中です。無料で体験もできますので、興味のある方はこちらからお問合せ下さいね。

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私の過去の記事もご覧ください。
着物のおしゃれ・着こなしセンスを磨く方法@花いち都屋 五十嵐桂子
私が着物をこんなに好きになったのは、何故なんだろう?!@花いち都屋 五十嵐桂子
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